『都市伝説解体センター』クリア感想

※ストーリーのネタバレしてません

面白かった。ただミステリーアドベンチャーと思うとなんか違うので、ADV好きな人にこそおすすめできないゲーム。グラフィックやキャラクターには惹かれるけどふだんミステリやらないから二の足踏む、という人にはいいのかも。映像作品だったらもっと勢いで楽しめたんじゃないかな。

同じ開発の前作・和階堂真シリーズよりシナリオや操作性がパワーアップしててほしいという期待があったので、見た目と演出以外はほとんど変わって無くて正直ちょっとがっかりした。前作は1時間くらいで1作が終わるのも売りだったから、多少テンポが悪くても気にならなかったんだよね。

それでも投げずに最後まであそべたのは、演出がドラマ仕立てで続きが気になる引きだったからです。

ビジュアルも音楽も効果音もめちゃくちゃ好き。探索パートで通常時と念視使ってる時のBGMがシームレスに変わっていたり、効果音もおどろおどろしくなっていたりするところ。毎話、終盤の盛り上がるところで主題歌が流れるのも大好き。

謎解きがちょっとやさしめなところも相まって、リアルタイムで深夜ドラマを見てるくらいの気楽な気持ちで遊べたところはよかった。和階堂シリーズを遊んだときに、キャラ付けが濃かったらもっと楽しいだろうな~と思っていたので、ビジュアルが豪華だったのは嬉しかった。

ただ本当に謎解きがやさしい。推理パートがほぼ現状で把握できたことを聞いてくるだけだし、怪しいところは主人公がすべて教えてくれるので、親切なんだけど慣れてるとかなりもどかしい。そして結末がだいたい予想通りで、爽快感があまりない。

演出が豪華になったせいでテンポが悪く思えるところがある。念視の切り替えするときや気になるものを見つけた時のポップアップなど。

これまで起こったことを章の中でも細かく記録されていて見返せるのは、プレイする時間が空いても復帰しやすそうでいいなと思った。でも章が変わると前のものは見返せないし、会話しているときには開けないのがもったいない。あと任意セーブやオートなど標準装備していてほしいものが意外となくて歯がゆい。

それと、まだプレイヤーが見てない情報が先に人物相関図やセリフに出てくるのも和階堂シリーズに引き続き健在だった。情報開示の順番すらガチガチに決まっているなら、わざわざ証拠を探し回るゲームである必要がないのでなんとかしてほしい。

ストーリーを楽しむゲームだし、6話までやりきったから悪くはなかったな~とは思うんだけど、やっぱりゲームとしてかなり単調なのが惜しい。

だれでもクリアできるように作っている(参照)らしいので、私にはあまり合ってなかっただけで、物語としては好きです。オーディオドラマも楽しみだね。

私はミステリに予想を裏切られるワクワクを求めてるんだ! とはっきり分かったので、遊んでよかった。