『すばらしきこのせかい Final Remix』(Switch)感想


428につづき渋谷ゲー アクションアドベンチャー?RPG?
DS のときから気になってはいたけどここまでやってなくて、2021年にアニメ化すると聞いてやっとプレイ
気になってた理由はこれより発売が後だった『シグマハーモニクス』のレビューでこれみたいなやつを期待してたのに……って話がそこそこ出てたから
会社同じだし
その点でいえば、似てる部分は着けるバッジで攻撃の仕方が変わるのとコンビで行動するあたりだけだった
シグマはアクションでもないからそれはそれ、これはこれという感じ
(シグマは推理パートの操作性と話の展開がまずかったね……)

 


ノーマルエンド

よくわからないうちに死神のゲームに巻き込まれ7日間生き残るために出題されるミッションをクリアしていく中でなんやかんやという話
主人公のネクが最初の数日あまりにも人と関わる気がなくて盛り上がるのか心配だったし、ヒロインのシキもズケズケくるタイプだったからこれについていけるのか? と不安だったんだけど、シキの7日目が終わるころには不思議とどちらも好きになっていたし、何ならヨシュア編のときは彼に振り回されすぎてネクに感情移入してた
死が参加へのトリガーになってるだけで生き残りを賭けたゲームといいつつ個人の内面の問題と向き合うことに重点が置かれている ミッションへの取り組みにはみんな協力的だし
舞台がまったくの異世界じゃなくて実在する場所で、RGの人間に少しだけ介入できるってところが好き
例えば心が読めるとか流行つくるとか
あの世界で死神やってる人はRGでどうやってお給料もらって生活してるんだろうと考え始めるあたり私も子どもではなくなっちゃったな……
隣の世界が知りたくてみんな流行を追うのかもしれないとか、UGでも遠くにある隣の地区が見えるとかおじさんが青少年に語るとこがなんか印象的だった 羽狛がほんとにCATなら流行を生んだ人が熱狂する人たちを見て思ってたのかなあとか考えたり(まだトゥルーやってないから分かんない)
最初あんなに塩だったのにエントリー料にシキ取られるくらい大切なパートナーになってるとこ見てるこっちが照れたわ 若~い!
前半必死に駆け回ってる彼らを見てたからビイト編でルールの穴ついてめちゃくちゃになってるのがつらかった
ペアじゃなきゃ戦えないのにソロ参加強制は糞運営にもほどがある
ていうかノーマルエンド
羽狛はただの豆好きで怪しいだけのおじさんだったし、ヨシュアが中盤ひたすら掻き回すのを楽しんでただけで、死神含む他の人がみんな報われた感じがまったくなかったのはちょっとびっくりした 名作って聞いてたのに!
トゥルーまでしっかり見たい~! という気にさせるのが上手いということにしよう
ラスボスのおじさんもヘッドホン族だったのは熱かったです
戦闘も元がDSだからふんだんにタッチパネルのいろいろを使わせる設計で楽しい
終始タッチパネルでやってたんだけど、スマホならまだしもSwitchの重さでぜんぶタッチ操作となると、スタンドとかないとずっとやってられないわ
あとタッチペン欲しくなった
操作とバッジが一致しなくて慣れるまでコンボ発動すらしなかったけど、戦闘中やきもきするのも楽しかった バッジのデザインかわいい
逆にくせものだと思ったのは成長システム
これは私が面倒くさがって難易度下げたからなんだけど
ステータスはHP以外ほぼフードで上げてかなきゃいけなくて消化に何戦かしなきゃいけないのと、ステータス上昇に24時間縛りの上限があるから毎日ちょっとずつ育てないといけないのがだいぶ面倒くさい
最初から攻略見ればよかった
あと終盤でエリア移るたびに数回に1回は強制戦闘が入るのがなかなかうざかった 敵固いし
基本的に避けられる戦いは避けたいよ~

真エンド

ストーリーに関してはシークレットレポートを読んでやっと腑に落ちた!!
シビアなタッチ判定とレベル上げにひいひい言いながらやってよかったな~と思える回収ぶり
疑問に思ってた最後に誰も消滅せずにRGに戻って来れてる理由とか、細かいところだとネクがCATの壁グラに惚れこんでた理由とかアナザーデイが存在する理由までちゃんと説明されてて、読むの楽しかった
ていうか禁断ノイズそのものは南師のしわざじゃなかったんだね
羽狛も豆好きのあやしいだけのおじさんではなかった
本編ぶんのレポート読んでからのアナザーデイの最強ボス前の会話は激熱だったな~
アナザーデイはほぼホビーアニメのノリなのにネクが羽狛のことストレートに好きすぎて怖い
トゥルーというかED後のムービーもレポートのあとだと晴れ晴れする感じになるね
最後のゲームのネクの参加料はヨシュアなのかな 皆の集まりにはいないで高次元に帰っちゃったし、あれが別れの挨拶で自分が勝ってエントリー料は没収と
あることないこと言ってゲーム引っ掻き回してたのに、そう思うとちょっといじらしさを感じるのがなんか悔しい……
ボス埋めは全部HARDでやった
暴走した卯月と狩谷のところが一番苦戦したなあ 巻き込んでくるし全然避けられなかった
あとアナザーデイのブランド縛り 攻撃吸収してくるカエルきらい
成長システムにぶつくさ言ったけど勇気が上がって装備増えてバッジ買い込むようになってからは本編やってる時より楽しかった
寄り道する余裕だいじだね
このゲームが名作と言われるのは戦闘の自由度の高さと、DSの2画面を余すことなく使った点にあるんだと思う
前回も言ったし普段はこういうことをあんまり思わないけど、このゲームに関してはDSで出てた当時に触れたかったなあという気持ちが強い
それに渋谷の街並みも今とだいぶ違うし 今もう残ってるの104とトワレコとライブハウスくらい?

なんだかんだ言いながら7日目の死神戦と追加シナリオがまだ残ってるんだけど、ブランド縛りで力尽きたからまた今度にします