『ソウルヴァース』クリア感想

カードゲーム的なランダム性を含む戦闘と、キャラクター育成が魅力的なRPG。 スマホで出てた頃から買い切りゲームのなかではとても人気があってリリース当初から気になっていたけど、スマホだと電池残量が気になって遊べないタイプの人間なので、これだけ人気があるなら移植されるだろうと踏んで待ってたゲーム。 良かったところ RPGだけど探索要素がエリアの中のブロックの移動以外ほとんどなくて、これも十字キーを1回押すだけで済む。エリアごとに宝箱が拾えるところも自分が移動して拾うのではなく、LRでカーソルを動かして選ぶ形。 戦闘と育成を楽しむためのわりきった作りが、レベル上げの作業っぽいところをミニマルなノリにしていて気持ちいい。 武器防具とそれらにつける強化パーツ、アーツ、ソウルドライバー(スキルツリー)も全部選べるので、こういう立ち回りができたらな~っていうのを無限にカスタムしていられる。 一時期、ガチャなしで延々とキャラクターの強化していたいな~って思っていたことがあって、まさにそんな育成ジャンキーのためのゲームだと思った。ストーリークリアまでしか遊んでないんだけど、クリア後に解放される装備もあるようなので、おそらくここからが育成としては本番なんだろうな。 あと戦ってるときに攻撃で別のキャラのターンにつないだときの演出が気持ちよくて、派手なスキルで繋げられるようになりたいってモチベーションになってた。 微妙なところ 難易度ノーマルで遊んでも私にはちょっとむずかしかったよ…… キャラクターへの愛着で育成をがんばるタイプなので、ストーリーの世界観だけなぞっていく感じはちょっと物足りなかったかな。 戦闘も慣れるまでが大変。 公式の解説動画とヘルプがあって読んで確認できるし、戦闘中に何が起こってるかHPバーあたりに一応書いてあるんだけど、戦闘中の処理がサクサク進むのと、文字が小さくて基本的にUIは英語表記だから理解するのに時間がかかった。 バフや回復でも行動回数が増えることに5時間くらいやるまで気づけなかった。 手札がなくなったらHPを減らして補充できるんだけど、脳筋プレイだといくらHPがあっても足りないのでちょくちょくヘルプや先人の攻略を見たほうがいいね。これは私が悪いです。 ソウルビット(手札)をあるだけ使い切らない・装備するアーツ(コンボ)は少なめにするのが大事だった。 この手のゲームやるたびにこれがスマホで遊べるのやばいな!? としきりに感動している。一人でこれ作るって頭の中どうなってるんだろう。

2023-11-06 · おいしい水

『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』クリア感想

スマホから移植されたレトロな雰囲気のミステリアドベンチャー。 「1時間で1話クリアできる」を公式みずから売りにしている。触れ込みに違わず、大作の合間にちょっと他のもの遊びたいとか、短時間でサクッとクリアしたい気分とかにぴったりだった。体験版はないけどスマホで1作目は遊べる(Appleは全部あるっぽい)。 記事内で核心的なネタバレはしないけど、ミステリなのでPVで雰囲気をみて気になるなら買いましょう。 聞き込みで情報を集め、集めた情報をセットして会話することで新しい情報を引き出せるというシステム。得られる情報の数は章ごとに決まっていて、集め終わったら推理パートに移行。これまでの情報から推理して次の章に進む……を繰り返していく。 情報のセットが総当たりになるんだけど、誰に使えるかを一覧画面で確認できるからさほど迷わずに聞き込みできるのがストレスフリーで良かった。 ただ聞けることが増えてくると、誰に聞くかは分かりやすいぶん、会話を終わらせる→情報開く→セット→もう一度話しかけるの流れがまどろっこしく感じた。選択肢が出てる画面でセットできるようになってたら楽だったかも。 作中で推理パートと言われるからそう書いたけど、実際は章のまとめとして情報を整理するだけなので、ライブ感だけでミステリを楽しむ私でもまったく詰まなかった。ここのあっさり感があるから全体的にドラマを見てるような感覚になる。 顔が分からないので、キャラで引き込むというよりは話の構成と雰囲気のあるドット絵でいい感じになってると思った。 回を追うごとに和階堂の周りの人も出てきて、もっといろいろ見たい!と思ってしまう。わたしの頭がキャラゲーに毒されててごめん。 以下各話の感想。 処刑人の楔 最後の推理が終わったあと何の迷いもなく「崖に行くか……」って言ってたのが面白かった。追い詰めた末に犯人が自供するのが崖になるのであって、犯人分かったから行くところじゃないから! 隠し神の森 1話目より演出がテレビドラマ的で良い。この事件も祖父とのつながりを感じるのが好き。ヒントもらうときに探偵社に電話して教えてもらう演出も良かった。 私の見落としかもしれないんだけど、過去に一太郎が今回と似た手口で死んでたってことを先に誰かから聞いてた描写あったっけ。回る順番が自由だから、どこかしら先に回ってれば聞けたのかな。急に和階堂がその話をしてたけど、重要な話は分かりやすく出してほしかった。 影法師の足 待望の探偵さんが出てきてうれしい。推理に直接絡んでこないぶん和階堂自身より安養寺のほうが人となりがわかるような描写が多い気がするけど、この作品に限ってはあんまり主人公に味付けても邪魔だよなとも思うし。 指切館の殺人 地図まわりのUIが一番洗練されていたと思う。どこに誰がいるかボタンを押さなくても分かるようになっていて助かった。似た情報が多くて推理のときちょっと戸惑う。 このあと別の日にちゃんと休暇とってほしい。 内容も小ネタも1〜3話まで通して遊んだ人向けのファンエピソードとして完璧だった。 3話のスタッフロールのコメントと、別の新作を作っているのを見るかぎり現時点では続編は望み薄だけど、和階堂と安養寺が協力して事件を解決する回も見てみたいな~と思ってしまった。 でも掌編だからこそ面白いシリーズな気もするし複雑! サクッと楽しめて面白かったです。

2023-10-23 · おいしい水

『ポケットモンスター スカーレット』クリア感想

ポケモンスリープを始めたら本編にも興味が出てきたので遊んだ。実にゲームボーイアドバンス以来のポケモン本編でした。最後に遊んだの何年前? オープンワールドのゲームとしてはお世辞にも操作や挙動が快適とは言えず、ふつうに遊んでてもイライラするところはある。でもポケモンの基本的な部分は面白いから遊んでしまう、ふしぎなバランスのゲームだった。 ゲーム中いたるところで記憶より楽になっているところがあり、仕様変更の歴史を調べてるだけでおなか一杯になった。 具体的には、属性相性を覚えてなくても一度戦ったことのあるポケモンならどの技が効くのか一目でわかるとか、特定のアイテムを持たせなくてもレベルがあがりやすいとか。 あとびっくりしたのは、なつき度が上がっているポケモンをバトルに出すと愛で状態異常をなおし たり、倒れるギリギリでふんばってくれる時があること。そんなことされたらパーティから外せなくなっちゃうよ~! 食事をすると狙ってるポケモンが出やすくなったりもしていて、シンボルエンカウントと合わせて初めて図鑑をぜんぶ埋めてみようと思った。ただ遊ぶ時間が長くなるほど、あとで書く仕様の粗さが気になってくる。DLC合わせでアップデートがあるようなので、まだ期待したいところ。 あとポケモンがリアルになってて本当にかわいい。見た目ではそんなに惹かれないけど、いざ野生やピクニックで動いてるところをみたらかわいいじゃん! って思うポケモンがいっぱいいた。鳥ポケモンが基本的に飛んでるのが好き。 基本的にポケモンにそこまで求めていないとはいえ、ストーリー重視でゲームを遊ぶ派としては、旅の目的がチャンピオンリーグ制覇だけじゃないところがとても新鮮だった。解像度が上がった分、ポケモンを戦わせて集めるだけじゃなくて、ポケモンのいる世界に生きている人間のドラマになりつつあるのかな~。 学校で授業みたいに会話形式でチュートリアルを受けられるのも、久しぶりに遊ぶ身としてはありがたかった。授業以外でも先生たちの教師じゃない一面も垣間見られるのが面白かった。先生の話で好きだったのはミモザかな。あんなツンデレされたら誰でもぐらっときちゃうよ。 ジムリーダーもクリア後の再戦でもうちょっと話を聞きたくなる。ライムとタイムの過去のことをもっと詳しく知りたい。 各ルートの簡単な感想。 まずネモが主人公にずっと好意的なのがびっくりしちゃった。だいたい博士の息子で有利な属性を使ってくる生意気な子のイメージだった。攻略順が自由なのに、どこのジムに行っても「いま近くにいて戦りたいから待ってて!」ってわざわざ突撃してくるのはちょっと怖かった。最後に戦うとき楽しそうだったのが本当に良かったので許しました。 ペパーは自称戦うの苦手なわりにやたら強かった。ジムが終わらないうちに最後まで進めたから、バトルで一番苦戦した。マフィティフのことが本当に大事なんだなとわかるしぐさが好き。 他のルートが良かったぶん、スター団編は具体的な話がほとんど出ずに幹部の仲が良いだけで終わっちゃった感じが微妙だったな。はぐれものでも宝物があって守りたいというのは分かるけど、発端の事件を詳しく描けないならわざわざいじめを題材にする必要はなかった気がする。 エリアゼロは外とはいるポケモンも見た感じも雰囲気が違って、友達も一緒にいるという冒険感が一番強くて楽しかった。王道だけど一番好きな展開でした。 ストーリークリアするまでは面白かったんだけど、そのあと少しやりこもうとすると粗いところが目につくのが残念。どうしても改善してほしいところだけ書く。 まず処理落ちが気になる。 Switchだしポケモンがたくさんいるからしょうがない部分もあるとはいえ、竹林と湖は歩いてるだけでもフリーズするかもって緊張するときが多い。あまごい使わないでほしい。 地図が使いづらい。 エリアが広めだから、全体図ではもう1段階くらいは縮小したい。自分の向いている方向を表示してほしい。目的地以外のマーキング機能が欲しい。ミニマップは街中で店のアイコンを表示してほしい。そして店のアイコンで何が売ってるか一目でわかるようにしてほしい。視点に合わせてぐるぐる回らないでほしい。 (※遊んでる途中でv2.1.0が来て改善) 図鑑が使いづらい。 方向キー長押しだけで目当てのポケモンを探すのが大変だった。ページ送りと検索が欲しい。分布図が使い物にならない。せめてどのエリアなのか文字で示してほしい。昔でも現在地は表示されてた気がするのに、それがないから地図でなんとなくこのへんかな!? をやる必要があるのは手間。 言い出すときりがないくらい不満点は多かったけど、それを上回る勢いでポケモンとキャラが魅力的で、シンボルエンカウントで見たことのないポケモンを追いかけるのが楽しかったので、総合的に見るとポケモンのゲームとしては面白かったって言いたくなるのが本当に謎。 ほかのシリーズもやってみたくなった。 ポケモンの可愛さを味わいたいあまり、今年始まったアニメシリーズも見て最新話まで追いついてしまった。ピカチュウがサトシのとは別の感じで頼もしくて好きです。

2023-10-18 · おいしい水

『Wylde Flowers』メインストーリークリア感想

アドベンチャーと農場経営が同居しているゲーム。 主人公(ターラ)のキャラクターがしっかり設定されていて、都会で婚約を破棄されたのを機に祖母の住む島に引っ越してくるところから話が始まる。農家であると同時に魔女という夢のようなストーリー。 基本的には住民から依頼を受けて指定された材料を集め、完了したらストーリーが進んでいく。タスクをこなしながら昼は町民と親睦をふかめながら農業をして、夜は魔女として別のタスクをこなしていく感じ。 元がApple Arcadeのゲームだからそこまでボリュームがないのかなと思ってたら、メインストーリーが終わるまでたっぷり90時間以上かかりました。そのあともまだ小さなイベントがあるみたい。 牧場物語系のゲームじたい遊ぶのが久しぶりで、DSの『牧場物語 キミと育つ島』以来だったので農業を自動化できることにカルチャーショックを覚えました。鉱山で地味に鉱石をぶっ叩くのが好きです。 あるイベントが好きだったので、悩んだ末に肉屋のキムと結婚しました。 好きなところ 基本的におだやかなストーリー このゲームの目玉なので詳しくは触れないけど、これからどうなっちゃうの!? って思いながら農作業してた。農業のタスクが一段落したと思ったら今度は魔女会で話が進んで〜の繰り返しでずっとワクワクが維持できた。後半はまじでおしまいだ……と思う部分もあったんだけど、基本的には凶悪な人はいないし、平和に戻ることをみんな信じてて裏切られないので安心して過ごせた。町民たちから使い物にならない扱いされてる町長でさえ、同じ島に住んでる父親との微妙な距離感がうかがえて人間的には憎みきれない。いろいろなルーツを持つ人が集まっていて会話も軽妙なので毎日話しかけるのが楽しみだった。 キャラクターの生きてる人間っぽさ 会話のパターンがものすごく多い。イベント後は特にそれに関する話が聞けるので愛着がわいた。 歩きかたが人によって違ったり、自分が近づく前しかやらない動きがあるのも面白い。鏡で身だしなみを確認してるとか、店のカウンターを掃除するとか。 町民の年齢層の幅が広くて家族で住んでる人が多いのもよかった。お年寄りから小さい子どもまでいる。 良くも悪くもそれぞれ人間関係やものの好き嫌いがはっきりしているところも好き。アレルギー疾患持ちとまで明かされてるゲームのキャラクターはなかなかいないよね。それぞれの悩みを会話やイベントで垣間見れるのが良かった。 ゲームの説明を見るとわかるとおりLGBTQ+フレンドリーなゲームなんだけど、好き嫌いなどと同列にふつうにあるものとして受け入れられている描き方に好感がもてた。 難易度やさしめ 上に書いた通りやることはだいたい決まっていて後から確認もできるので迷いにくい。町が小さいので方向音痴にも安心。時間の早さを「のんびり」「普通」「ハード」の三段階から選べる ので店探してたら一日終わってたということはない。大体のことは魔法で楽できるようになる。住民との好感度がとてもあがりやすい。 どのくらい上がりやすいかというと、プレゼントをしなくても、1日1回会話してるだけで終盤には恋仲になれるくらい。イベント当日のリマインダーもあるのでぼんやり遊べる。あとめずらしいのは、季節が変わるタイミングを自分で決められること。忘れてて作物が枯れることがほぼないのはありがたかった。 微妙なところ 序盤はやれることが少ない 当たり前っちゃ当たり前なんだけど、このゲームだとエリアや施設を開拓するイベントが起こるタイミングが経過日数で決まるみたいなので、イベントが起こるまではちょっとやきもきすることもあった。施設の解放が一通り終わる夏からが本番な感じ。 公式チートなアイテムがある フィッシュフィンガーというアイテム。攻略を調べても金策の最効率がこれ一択になるのはなんか面白くない。作業感が増しそうなのが嫌で私はとりあえず禁輸した(設定で使わないように変えられる)。恋愛・結婚要素があるので周回するには便利かなと思う。なので要は使い方ですね。 土がたりない 必要数に対して土を作るための雑草が手に入りにくい。他の材料は後から代替品が手に入って緩和されるからなおさら渋く感じる。あまりに渋いので攻略を調べた結果、雑草は木や石をすべて伐採したうえで、ぜんぶ取りきらずにひとつ残すと増えやすい気がした。 住民たちにかなり愛着がわいてしまってフェアヘブン(島の名前)ロスになりそう。ずっと彼らの生活を見ていたいしタスクに奔走したい、イベントをすべて見たい、でもやり切っちゃうのが惜しい……そんなゲームでした。まだ小さいアプデは続いていて、どの機種でも同じ日に更新されるようなのでこれからも楽しみ。

2023-09-01 · おいしい水

『リングフィットアドベンチャー』クリア感想

1周目完走するまで続けられた~~~!! アドベンチャーログイン144日、Lv202、運動時間39時間30分でクリア。 始めた日だけ考えたら8ヶ月くらい。やるやらないにムラがありながらも続けられたのは、ゲームらしさが強かったおかげだと思います。 クリアしたのでいつも通りゲームとしての感想です。 ストーリーはシンプル ひたすら逃がしてしまったドラゴを追いかけていくシンプルな話で、登場人物も最小限。でも、中ボスに勝って失った能力を取り戻したり、試練を乗り越えるために仲間が増えたり、中盤でドラゴの力が強くなってきて雰囲気がガラッと変わったり、古き良き王道なRPGのツボを押さえていて好き。主人公が無口なのも昔ながらのRPGっぽくていい。 疲れてるときに難しい用語で会話されてもたぶん聞き流しちゃうので、風味付けくらいでちょうどいいかなって感じ。 常にポジティブ 運動中にリングくんが常にポジティブな言葉をかけてくれるおかげで多少きつくても頑張れてしまう。たとえばギミックが長く続くと「休みながらでもいいよ」「あともうちょっと!」と声かけしてくれる。優しすぎてもはや怖い。 バトルだけでなく道中のギミックにも緩急があって、キツいところを抜けると褒めてくれるので頑張りがいがある。疲れてきたタイミングで経験値コインが流れてきて、にんじん下げられた馬のように頑張ってしまう。リングくんは飴と鞭の使い方がうまい。 彼に限らず、どこかのワールドで子どもが主人公とのゲーム対決で負けたときも、ムキにならずに相手の良いプレーを褒めてたのが印象的だった。逆に大人は、がんばりすぎるあまり感情に振り回されて闇にのまれたり、頼まれごとをさぼりたくて主人公に取引持ちかけたりとお疲れな人が多い。大人にはリングくんの前向きさが沁みるんだよね~~ 「ちょっとだけやろうかな」にやさしい アドベンチャーやれるほど時間ないなって時でもカスタムでさくっとやれるし、もっと短いチャレンジ系、リズムゲーム、ミニゲーム1回(2分くらい)があるのが続けやすかった。あとおすすめパックが本当にありがたい。 過去にいろいろな運動アプリや動画を試してて、きついのが分かってるのに今日やることを選ばなきゃいけないのが本当におっくうだったので、ざっくりした気分くらいでやることを決められるのがマジで良かった。 改善してほしいところもある しいて言えば、アドベンチャーモードのスクワットで動くジャンプ台とバネのやつは、どうしても視覚に引っ張られて勢いよく膝を伸ばしたくなるのがちょっと困ったかな。 ゆっくりって言われるけど飛びたくなるんだよ! あれをやるたびに、昔WiiFitの綱渡りゲームを遊んでいて、邪魔してくるやつを避けるとき屈伸しないといけないのに、ボードの上で咄嗟にジャンプしちゃって記録がつかなかったことを毎回思い出す。ジャンプするとエラーになって中断されちゃうんだよね。遊んだことがない人はぜひ調べてみてほしい。あれをバランスWiiボードの上でやったら飛ぶぞ。 あとは、同じグレードのスキルでも習得時期によって攻撃力の差が大きいのは少し気になった。バンザイスクワットがきついわりに弱くない!? 友人曰く、2周目クリアしたら差が埋まるとのことなので気長にがんばります。 からだの変化はかなりあった 最終的にこんな感じで遊んでた。 実働15~20分 一日一部位で固める 筋トレ系スキル中心 あし・はら多め 100日経ったときの記事も参照。 あらためて書き出してみるとこんな感じ。 ベルト穴の一番端にしか通らなかったウエストが3番目まで詰められるようになった 埋もれてた鎖骨・肩甲骨・くるぶし・手足の血管がはっきり見えるようになった 太ももが細くなった ふくらはぎが明らかにたくましくなった 体重としてはそこまで変わっていないのに、体型がシュッとすると服を買うときも鏡に写る自分が怖くなくなるんだね。 さらに、いつも夏場は上着がないと冷房に耐えられなかったのに、半袖のままでも平気で過ごせるようになった。体温が上がったのかな。 ちょっと困るのは汗腺が完全に復活して汗をかきやすくなったことです。うーん健康的。 上の記事で書いた継続のモチベーションは、ストーリーがついてたら読み進めたくなる という個人的なゲームを遊ぶ動機に加えて、数多のブログ記事・実況動画など他の人の感想を読みあさって、なんとかswitchの電源入れるまでのテンションを上げた。起動しちゃえばこっちのものだし。 多少体力がついても、というかたとえゲームでも、習慣として続けるってむずかしい。 身体を動かすと何もしないよりは気持ちいい! と思えるようになったので、これからもゆるーく続けていこうと思います。

2023-08-23 · おいしい水

『When The Past Was Around 過去といた頃』感想

前からちょっと気になってたところに、『A Space for the Unbound 心に咲く花』(クリア感想はこちら)で主人公がゲスト出演していたのでついに買った。 ポイントクリック、ステージ型の脱出ゲームにストーリーがついてる感じのゲーム。謎解きが下手でも1日でサクッと遊べて楽しかった。テーマ曲が頭から離れない。絵が好みなら買おう。 ゲストで出てたときは普通にしゃべっていたけど、本編は誰もしゃべらず謎解きでちょっと文字が出てくるくらいなので、イラストとコミックっぽい描写で話を想像しながら進めていく感じ。感触が『Florence』に似ている。 詰まる箇所がほとんどないのでヒント表示も調べられる場所が表示される簡単なものだった。 しいて言えばコントローラーよりマウスやタッチ操作のがやりやすそう。 ネタバレを含みます 大切な人が死んでしまってバイオリンを弾けなくなってたのを、彼との記憶をひとつひとつ思い出して前を向いていく話だったのかな。 4章のクッキーを食べるところで、最後の1枚を半分ずつ分けるんだけど、もう半分いる?って彼が差し出してるところが優しさを感じさせて好きだった。(あそこの飲み物淹れるところだけ判定がむずかしくないか?) あとキャンプで曲を書き上げてから二人で演奏するとき、最初ちょっとぎこちない顔をしていたのにだんだん穏やかな顔になっていたところがよかった。 彼の病気がわかってから、あちこち追いかけるときに何回も彼がいた場所に石が置かれるのがすごく切ない。 最後のシーン見て思ったのは、彼を閉じ込めていた鳥かごはエダの後悔や忘れなきゃって気持ちだったのかもってこと。つらい気持ちにがんじがらめになってても優しい記憶が手を伸ばしてきてエダを救ってくれた。 本筋に関係ないけど、適当にクリックするとものに応じた音がするのがかわいくて好き。 やさしい気持ちになれるゲームでした。

2023-07-23 · おいしい水

『逆転裁判 蘇る逆転』クリア感想

『逆転裁判 成歩堂コレクション123HD』の3分の1。 実は2周目。旧スマホ版で2まではやったことがある。それもだいぶ前で3をやる前に消えてしまったのでswitchで買いなおした次第。 真実が明らかになっていく過程が好きなだけで謎解きに関しては完全にポンコツなため、トリックがどうって話は他の人にまかせます。オカルトが普通にあってとんでもないことだけは分かる。 探索パートに虫めがねカーソルがついたおかげで、証拠探しがとても楽になった。既に探したところにはチェックマークもつくのも便利。 スマホで遊んだとき手当たり次第に画面連打してた記憶があるんだけど気のせい? 発売当時の小さい画面用のをそのまま引き伸ばしたのか記憶より色がとても鮮やかで戸惑った。大きな画面で遊ぶとちょっと眩しい。絵の印象も変わるね。 欲をいえばオートとバックログが欲しかった。 証拠選ぶときの緊張感が薄くなるから意図的になくしてるのかもしれない。 やっぱり裁判パートの掛け合いが好き。 ナルホドが間違った証拠をつきつけたときの質問と掛けた皮肉や、他の人の口ぐせが移っちゃうのが楽しい。 尋問で証言の矛盾を指摘すると見せかけて指摘できるところがなく、ゆさぶるだけで進むところがあるのは毎回とまどう。 ナルホドはなりたてホヤホヤ弁護士なのに、チヒロの主義をきちんと受け継いで依頼人を信じるところがすごくかっこよかった。 追い詰められてる状況でも自信満々にハッタリを思いついて、逆転無罪にまで持っていけてしまう頭の回転の速さがうらやましい。御剣とは違うタイプの天才。 初見と同じく御剣がやっぱり好き。一人で抱え込もうとするタイプにとても弱い。 最初からナルホドと知り合いで、ワケアリな雰囲気があるせいか、手段を選ばないといってもあんまり危険な感じはしないよね(実際やってないし)。 できるライバルのわりに証人に振り回されてぐぬぬ……ってなってるところも好き。 〇〇〇はいずれ御剣も手段を選ばなくなるだろうっていってたけど、それぞれ別の立場にいるナルホドとイトノコがいる時点で暴走する前に止められると思う。人間関係のバランスがすごいね。好きだ…… 昔の話が出たときに計算したら、作中では現在が2016年の設定だったのが今から考えるとちょっとびっくり。 それを言い始めると警察のガバ捜査など諸々をツッコまないといけなくなるからそこまで気にしないことにした。 移植版の追加エピソードだけ他の3倍くらい長いことも始めてから思い出した。いやあ本当に長かった。 忘れないうちに2も遊びます。

2023-05-19 · おいしい水

リングフィットをプレイした100日を振り返る

もうすぐアドベンチャー累計100日目! といいつつ、カスタムだけの日もあるので去年の12月に初めてから既に100回以上はRFAを起動してることになる。そう思うとなかなかすごいことやってる。 現在ワールド18(Lv153) この記事の目的 まだ楽しんでいるとはいえ、始めたてのころよりはゲーム的な緊張感やわくわくが薄くなってきている。フィットスキルの型がそろって、下手なことでは負けなくなってきたから。 このままだと、暑くなってきたし続けなくていいやという気持ちに流されそうなので、これまでを振り返って継続するモチベーションを保ちたい。 最初の記事と重複する部分があるのはご容赦ください。 100日で実感したこと 意外と継続できている やってることは運動なのにゲームと同じように先に進めたいな〜と思って起動する気になれるのがやっぱり強い。 そして、運動はしたいけどフィットスキル選ぶのめんどいな〜ってときにおすすめセットとシャッフルがあって本当に助かる。とりあえず起動してダイナミックストレッチさえできれば勝ったも同然。 だれに勝ったか? 今日は休んでもいいかなと言い訳する私です。 からだが全体的に引き締まった 一番大きな変化。 ウエストと太ももがパツパツだったジーンズにゆとりができて、ベルトがないと落ちてくるくらいになったし、去年はパツパツだったジャケットがするっと入るようになった。 体型はそんな変わったようには見えないのに不思議。足はスクワットを重点的にやってるおかげだったらうれしい。 お尻も触った感じかたくなったから形も変わってるはずなんですけど、自分で見る機会がないからな〜 腰回りは明らかに脂肪が薄くなって締まったと思います。 あと手足の脂肪も薄くなったのか、血管が透けて見えるようになったし、デコルテも鎖骨が見えるようになってきた。どれだけ脂肪ついてたのか考えたくない。体脂肪率も少しだけ落ちました。 肌の調子がよい 年々カサカサしてあちこち炎症の起きてた肌が驚くほどしっとりするようになった。 スタティックストレッチ中の豆知識で、汗をかくと皮脂膜ができるとか、血流が良くなるからとか書いてあったけどこんなに変わるとは。 間食欲が減った ストレスを暴食でなんとかする傾向があることに気がついた。 10分でも体を動かすと満足感があるから夜中にポテチ1袋空けたくなる間食衝動の頻度は減った。 元気になった ちょっとした何かをするだけでもぐでたま並みにだりぃ〜と思っていたのが何も考えずに動けるようになった。私に足りなかったのは気力じゃなくて筋肉と体力だったんだ。 運動不足のあまり自分の体すら支えきれてないんだから、そりゃ疲れやすいよね。 あと考え事をしやすいので、やってるあいだは身体のことだけを考えていられるのも気分転換になってメンタルにもいい気がする。 上に書いた通り、ある程度最初に立てたゆるゆる目標を達成しているからモチベが上がりづらい気もしている。もう少し踏み込んだ目標を立てる頃合いなのかも。 なんかゲームの話じゃなくてわたしの健康の話になってしまった。 とりあえずエンディング見るまではケガなくがんばります。

2023-05-18 · おいしい水

『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』クリア感想

昭和後期の東京都墨田区が舞台のホラーミステリーアドベンチャー。FILE23だけど新作。 ニンテンドーダイレクトで映像見て気になったので買った。 明日にでも第2弾がほしい。トレーラーを見て気になるならネタバレ踏まないうちに買ってほしい。なんとスマホでも買える! スマホの脱出ゲームですら声出してびっくりするくらいのビビりでもそこまで怖くなかった。絶対こわいの来るってタイミングを裏切らないので覚悟はしやすい。 いわゆるジャンプスケアが少ないとはいえ、CEROがDなので相応のえげつない描写はあった。絵面でウワ……って場面はほぼなし。スマホでも出せてるし。 システムについて 2Dだけど自分を中心に360度見回して探索できるのが斬新。左右だけじゃなくて上下もぬるぬる見られるのが面白い。 これ振り向いたら絶対「いる」よ〜って一番ドキドキするところでそれが生きてたと思う。 システムも中断・再開しやすい ようになっていて、始めたからには絶対に詰ませないという意気込みを感じた。章をやり直すときに場面ごとにいくつか分かれてて快適。推理を間違えてもペナルティがない。セーブしてなくてもやり直しさせてくれる。序盤は3回くらい間違えるとヒントもくれる。 ストーリーもテンポ良く読み進めることを優先されている感じ。会話中には触れないけど大事だから後で読んでおけと委ねられる場面がちょこちょこあるので、資料を読むのが好きな人はもっと楽しい。 あとロードして再開した直後も前回のログが残っているのも好印象だった。 私はソシャゲの表現に慣れきってしまっているため、全身が写ってて状況に合わせて人が動き、表情がころころ変わり、口まで動くリッチさに驚いた。絵がすごく好みです。 ストーリーについて ストーリーはホラーというよりは怪談が題材のミステリーが適切な印象だった。キャラが濃くて呪いの力で誰でも殺せるという厳しい状況にもかかわらず、会話がほどよくゆるくて楽しく読めた。 重大なネタバレを含みます。 案内人からいきなりネタバレされてもチュートリアル終了時の引きが強くて、ずっと続き読みたいって気持ちでプレイできた。 みんなで呪詛バトル!足を引っ張りあい!恐慌! みたいな感じになるのかなと思いきや、呪いをもたない協力者がそばにいて冷静に進めていくのが意外だった。 津詰・襟尾ペアの漫才みたいな会話で一気に引き込まれた。あの強面でピンチでもほとんど調子を崩さずに冗談言えちゃう津詰が好きです。 各主人公の解決すべき事件としては約子の話が好き。 生前に話を聞けたところで多分罪の意識はどうにもできないけど怨んで出る理由は分かる。美智代が最期に自分の言葉で思いを伝えられたのも霊夜祭のタイミングだったから可能だったわけで、悪いことばかりではなかったかも? と思えたのが大きいかな。親友のことを大事に思ってるのが伝わってきて泣けた。 あと、心霊現象に立ち向かうときはミヲの表情がキリッとするのすごくよかった。いつか名河越や心霊対策室がメインの刑事ドラマが見たい。 ただ一点、結末というか最後の謎解きのあと、盛り上がりに欠けてたのはちょっと寂しいものがあった。 呪いの解除と黒幕との対峙はもっと感情的に盛り上がるのを期待してたのに、黒幕の動機を資料で読む以外に知る術がないのが唯一不満かな。案内人の話きいて「そうなの〜!?」ってなってるのが私だけなのがちょっと寂しい。 システム上はどんでん返しでびっくりなんだけど、ネタバラシが最後の最後だったし、やっぱり結末が楽しみで作品を楽しんでいるから、物語のなかで登場人物たちがいかに折り合いをつけるかを楽しみたかったな~ってモヤモヤは残った。 でもあくまで私に与えられた役割は主人公じゃなくて運転手だったので、怨災に振り回される後世の人間たちを目的地に連れてさえ行ければ充分なんだろうね。やっぱり霊体だからか(?)やれることやったらさっさと退くというさっぱり感は新鮮ではあった。 案内人のねぎらいの言葉でプレイヤーの私は救われた感じがしたので、完全にスッキリとはいかないけど嫌いではない終わり方だった。 私は後ろ髪を引かれながら顛末を見届けたものの、この事件が起こらなくてもみんな真実にたどり着ける強さを持ってるから、仮にこの事件が起こらなくても問題は解決されるだろうと信じられたところはとてもよかった。 終わってみて、ことわりに逆らって怪異の力で殺されたり蘇ったりするのは良くないから蘇りの秘術があっても使いたくないな~と私は思った。人間の築いてきたものをかんたんに壊せてしまう行いだからかも。 とはいえ、呪いが復活しなくても事件前に起こった犯罪の数々は変わらないことに無力さを感じるのも確か。生きている人間のもつ力と問題点を同時に突きつけてくるビターな感じも好き。 メタフィクション要素が謎解き含めてかなり強かった点で好みが分かれそう。 作中でも呪いによる怪現象が起きまくっていたのですんなり受け入れられた。物語とプレイヤーのあいだに壁があることを利用して、作中にちゃんとプレイヤーの役割を用意するメタであれば私は結構好きかな。 読み終わった次の日、ああ終わったんだ……って寂しくなってしまった。 次回作も評判しだいでは意欲的みたいなので期待したいところ。 GW前に終わらせたいなと思っていたので、さくっと濃い時間をすごせて楽しかったです。

2023-04-29 · おいしい水

『百英雄伝 Rising』クリア感想

2DスクロールのアクションRPG。これから出る『百英雄伝』の世界観がちょっとだけ味わえる前日譚的なゲーム。かなりおつかいに振り切ってた。 遺跡が見つかったと噂の町に一攫千金を夢見て流れてきた冒険者たちが町おこししながら遺跡の謎に迫る話。 ダンジョンの絵面はキラキラしてて今風のHD-2Dみたいな感じなのに、喋りだすとキャラの動機や言葉選びが往年のJRPGっぽくて懐かしかった。幻想水滸伝は遊んだことないです。 システムはおつかいに全振り アクションの難易度がやさしくて安心した。ボタンひとつに1キャラが割り振られていて、当たったタイミングで切り替えればコンボがつながる。これが簡単で楽しい。敵が固まっていればまとめて当たるから混戦してるときほど爽快だった。 おつかいが苦にならないほうなので、だらだらダンジョンをうろついて素材を集めたり、人をさがして町の中を歩き回っているうちにハイになってくる感じが楽しかった。RPGというよりは作業を繰り返して形式化していく楽しさ。 もはやおつかいに始まりおつかいに終わるといっても過言ではないこのゲーム、面白かったのはファストトラベルが優秀だったからだと思う。 セーブポイントから好きなエリア(細かく分かれてる)にワープできて、地図上から目的の場所がわかるようになってる。人を探す時も基本的に定位置から動かないので探し回るストレスはなかった。 ただ、おつかいの内容が水増し感あったのはちょっと気になった。 さすがに「二軒隣の店の人に伝言してほしい」とか「店に頼んだもの取りに行ってほしい」は自分で行って♡って言いたくもなる。CJは本当にいい子だな~ ストーリーは本編に期待 ストーリーは本編ありきっぽくて1本のゲームとしてみると消化不良だった。主人公が町の人の困りごとをなんでもかんでも引き受けてしまうから、宝探しに来たのか町おこしを手伝いにきたのか分からなくなる。そこがCJのいいところなんだけど。 前日譚とはいえ後半は魔法のしくみの話や倒すべき敵っぽい存在が出てきたりしていたので、三人の目標ももう少し丸く収まると思ってたら、エンディングまで行っても本編に続きそうな部分が多かった。本当にこれからじゃん!? ってところで終わってしまう。逆に言えばそれだけCJたちが魅力的だったということなので、こればかりは本編を楽しみに待つしかない。 CJの生き残っていれば絶対なんとかできるって自信にあふれているところが好きだった。「あたしに見つけられないお宝はないからイーシャの父も必ず見つけ出す」(意訳)って言い切るところ本当にかっこよかった。是が非でも小便臭いガキとは認めないところは衝撃だったけど、スカベンジャーはそのくらいの気概があってなんぼだからね。 CJが善意で人を信じたいタイプだから、冷静なガルーがいると安心してみられる。二人のストッパーでありながらお宝ときけばCJと一緒にはしゃいでるし好きです。元傭兵だからこそ人の生死に関して割りきってきた感じが子どもたちにかける言葉に表れててかっこいい。特にメロールとイーシャを励ますとき。 イーシャがヒロインだった。町民から愛ゆえの悪口を言われまくっていたときとパーティ加入してからの印象が結構変わった。CJたちの前では町長代行でいなくていいからかも。温泉がわいたあたりの年寄りたちとの会話でなんだかんだ大事な子どもとして見られてると伝わるところが好き。 まだ本編ないし、幻想水滸伝シリーズやったことないし、アクションも苦手だからな~と二の足を踏んでいたけれど、期待が高まったのでやってよかったです。山ほどサブクエをこないしたい人には特におすすめ。

2023-04-18 · おいしい水