『Pokémon LEGENDS Z-A』クリア感想

メガシンカやミアレに馴染みのない人間でも楽しめた。 どのくらい知らないかというと、 原作は未プレイ、登場するポケモンがすべてメガシンカすると思い込んでおり、中盤でもしや皆持ってるわけではない……!? と気づき始める程度です。 アルセウスよりアクション要素はだいぶ増えてたけど、下手でも慣れとレベルで押し勝てるのでなんとかできた。 戦闘パートは、慣れるまでどこ見ていいか分からなくてしんどいのは確か。 でも、手持ちが充実してくるとコマンドに戻れないかもと感じるほどリアルタイムなスピード感が楽しい。 今回は街中が舞台で草むらが少なくて捕獲に便利なアイテムもないので、ポケモンにはすぐ気づかれやすい。 トレーナー相手に背面取り狙ってる時間のが長かった。目と目が合う前から勝負がはじまっている緊張感はくせになる! ロワイヤルのとき道端に置いてあるカードの条件を達成するとポイントが増えたりコインがもらえるのが良かった。ほんのりローグライクっぽい。 ほっとくと好きなポケモンしか使わないから、いろんな技やポケモンを使ってみようと思えて戦闘の合間も楽しい。 マップも街ひとつだけってどうなの? と正直思っていたけど、実際はアスレチックや屋上、地下など地図に見えない立体的な探索ができて充実してた。 スマホロトムで滞空して他の建物に飛び移るのが本当にたのしい。 ただ、同じところに後で行こうと思ったとしても到底たどりつけないので、地図にはしごの位置を表示させてほしい。 今回は街の仲間と一緒に戦ってる感が強くて好き。 特に暴走メガシンカしたポケモンと戦うとき、仲間も手持ちを出して一緒に戦ってくれるのがすごくよかった。 大きい一撃が来る前に警告してくれたり、うまく攻撃を止められるとよくやった!みたいな反応返してくれたりする。 アルセウスのヌシ戦の孤独を思うとシステム的にかなり熱いのに、ストーリーでMZ団の掘り下げが薄めだったのはちょっと不満だった。 皆がみんないい子として描かれてほしいわけじゃないけど、彼らに関してはもっといいとこ見せて~! と思うところが多かったな。 だって仲間だよ!? おっちょこちょいでもいいからかわいげが欲しい。しょうがないな! って思いたい。ガイのことです。 終盤の5年前の事件がらみの話は、複雑な思いもありつつそれでも地元が好きなのが感じられて面白かった。 もともとXYが続編ある予定だったけど諸事情で出なかった、みたいな話を聞いたことがあったので、比重としてはもしかしたら終盤のほうが大きかったのかもしれない。 だとしてもよお……!! なんか冒頭から治安の悪さを見せつけてくるし、ヤバい言動の人たちがたくさんいたけど、主人公も普段のシリーズよりちょっと大人で、煽られてもノリノリで煽り返せるだけの芯があったのでさほど気にならなかったのは良かった。 例にもれず、気になるところを挙げだすとキリがないけど、それをおいてもポケモン収集や戦闘はやっぱり楽しいので不思議だなと思う。 今回はなんといっても街中にしれっとポケモンが存在していることよ。家の周りがワイルドゾーンになるなんて絶対いやなのにミアレで暮らしたくなっちゃうかわいさ。 ヤヤコマはスカーレットのときにさんざん連れまわしたから今回は違うポケモン入れよう! と誓ってたのに、街灯にとまってたり、その辺飛んでたりするのがかわいくてやっぱり手持ちにいれてしまった。 ゴミ箱の近くにヤブクロンがいたりお菓子の屋台の上にペロッパフが飛んでて本当にかわいい。 でも夜に出歩いてると、トレーナー戦じゃなくても平気で野生のゴースが攻撃してくるわ、ちょっと路地入るとオヤブンが追いかけてくるわで、ワイルドゾーン抜きにしてもよく人間が暮らしていけるな!? とは思う。おそろしい街だ。 ポケモンと暮らす世界が凝縮されていて満足でした。 DLCももう発売日まで決まっていたので、これからがんばって図鑑を埋めます。

2025-11-11

『Say No! More』クリア感想

バカゲーを求めて買ったのに、作品を通して言いたいことは結構まじめでギャップに落ちた。 社会的にノーを言うことが法律で罰せられてそうな激ヤバ社会で、大事な人からもらった弁当を上司に強奪されたインターン生の主人公が「ノー」に目覚めて弁当を取り返しにいく話。 おっちゃんコーチの指導になんか励まされた。ノーと言えなくて困るのは万国共通なのか。 ショップの動画を見てると三人称シューター系に見えたんだけど、実際は移動も勝手に進むので手触りはアドベンチャー的だった。 理不尽に仕事を押し付けてくる人が現れたらノーを突きつけるか、煽って力をためてノーというか力をためる動きをするくらい。 思ってたものとは違った。セリフ中のタイミングは任意だから読み合いっぽいちょっとした緊張感はある。 あと話が進むとノーの種類も増えて表情豊かになる。 正直なにが効いてるのかよくわからん! むかつくヤツが吹き飛んだからヨシ! 単なるクソ会社破壊ゲーと思いきや、話しかけてくる人のなかには前向きに夢を語ってくる人がいて、会社のすべてが「ノー」ではないところがよかった。希望がある。 それに、会社の柱を破壊しても何食わぬ顔してる主人公すら、大切な友人にはなかなかノーと言えない人間くささも好き。 やりたくないことにはっきりノーをつきつけることで信念が浮き彫りになって、支援者が増えてくるのが一番アツかった。 ゲーム上本当にノーとしか言ってないけど。 そこからノーの印象が前向きに変わっていくのもよかったな。 まずは気心のしれた仲間のあいだでノーを言う練習していくところとか。 否定しないことも優しさだけど、自信がない人の背中を押すのが必ずしも肯定することとはかぎらないのだ。好き。 ちょっと気になったのは、せっかく日本語字幕と音声(言い方の違いまである)が用意されてるから使いたかったけど「いやです」だとニュアンスが変わっちゃうところ。けっきょく音声だけ英語にした。 日本語のそういうとこ難しいな。でも「いいえ」だとインパクトに欠けるし。 思いがけず楽しめて満足。 元気がほしいときにまた遊びたいゲームだった。今度遊ぶときは「いやです」でやってみようかな。

2025-10-02

『ドラゴンクエスト2』クリア感想

システムの進化がすごい! 私のイメージしてたドラクエのシステムは2から始まってたらしい。おもに教会。あとは酒場ができれば完璧に想像してたドラクエだ。 タイトル画面の、メインテーマと上下からロゴが出てきて合体しただけで1から進化してて感動した。移植だからかもしれないけどもうオーケストラじゃん。 しかも今回システム面も急成長していて感動しっぱなしだった。 最序盤から預け所が使える。セーブおじいさんが城以外にもいる。銀のカギを使っても減らない。聖水が店で売っている。キメラのつばさとルーラで自由に街の行き来ができる。洞窟でたいまつがなくても視野が広い。そして仲間がいる! なんて便利なんだ。さすが100年後。 途中ラダトームが出てきて、フィールドも街も同じ音楽だったのもよかった。もう懐かしい。子孫っぽい人たちがちらほらいていいね。 ただし敵が一度に出てくる数も増えたので、仲間がそろうまでぼこぼこにされていた。 やつらこっちが一人でも容赦ない。前作並みに正々堂々たたかってほしい。 こっちが強くなってもそのへんの雑魚が平気で即死技決めてきたりして、終盤というかラストダンジョン近辺はレベルを上げていてもなかなかヘビーな戦闘だった。 ラストダンジョンの中ボスに即死させられたときはちょっと泣きました。 おかげでレベル上げに張り合いがあって楽しかった。 一番しんどかったのはムーンブルクの姫を仲間にするところ。 攻略もしっかり見たのにAボタンでメニューを開いていたため、姫の目の前でラーの鏡を出せないまま男ふたりで各地をうろついてしまった。 そのせいで終盤までかなりレベル差が開いていて、ずっと姫が戦力にならなかった。いま思い出してもまぬけだ。 3を遊ぶときは、ぼこぼこにされようがパーティ全員がそろってからレベル上げをすると誓います。

2025-08-16

『ドラゴンクエスト2』クリア感想

システムの進化がすごい! 私のイメージしてたドラクエのシステムは2から始まってたらしい。おもに教会。あとは酒場ができれば完璧に想像してたドラクエだ。 タイトル画面の、メインテーマと上下からロゴが出てきて合体しただけで1から進化してて感動した。移植だからかもしれないけどもうオーケストラじゃん。 しかも今回システム面も急成長していて感動しっぱなしだった。 最序盤から預け所が使える。セーブおじいさんが城以外にもいる。銀のカギを使っても減らない。聖水が店で売っている。キメラのつばさとルーラで自由に街の行き来ができる。洞窟でたいまつがなくても視野が広い。そして仲間がいる! なんて便利なんだ。さすが100年後。 途中ラダトームが出てきて、フィールドも街も同じ音楽だったのもよかった。もう懐かしい。子孫っぽい人たちがちらほらいていいね。 ただし敵が一度に出てくる数も増えたので、仲間がそろうまでぼこぼこにされていた。 やつらこっちが一人でも容赦ない。前作並みに正々堂々たたかってほしい。 こっちが強くなってもそのへんの雑魚が平気で即死技決めてきたりして、終盤というかラストダンジョン近辺はレベルを上げていてもなかなかヘビーな戦闘だった。 ラストダンジョンの中ボスに即死させられたときはちょっと泣きました。 おかげでレベル上げに張り合いがあって楽しかった。 一番しんどかったのはムーンブルクの姫を仲間にするところ。 攻略もしっかり見たのにAボタンでメニューを開いていたため、姫の目の前でラーの鏡を出せないまま男ふたりで各地をうろついてしまった。 そのせいで終盤までかなりレベル差が開いていて、ずっと姫が戦力にならなかった。いま思い出してもまぬけだ。 3を遊ぶときは、ぼこぼこにされようがパーティ全員がそろってからレベル上げをすると誓います。

2025-08-16

『ドラゴンクエスト1』クリア感想

Switch版あそんだ。FF派だったのでドラクエ歴はビルダーズ2だけ。HD-2Dリメイク発売日前あたりの盛り上がりでなんかやってみたくなったので。 ストーリーもバトルのシステムも本当に素朴で、逆にシンプルさが楽しかった。私の不慣れでシステムに振り回されてばかりだった。 本当になにも知らないので、最初に持ってた槍を装備していないことに気付かず、スライムを素手殴りしていた。武器屋に「装備しないとな!」と言われて気づいた。 勇者の子孫以外の仲間が加入してくるものだと思っていた。さいごまでソロ勇者。 リマスター版やってるにもかかわらず、最初の数時間は王様に話しかけてセーブするしかないと思いこんでた。ファミコン補正かけすぎ。「さくせん」から中断セーブできることに気が付くまで、ずっと気が気じゃなかったので本当によかった。 魔法の鍵は道中で拾って開放していくんだという思い込みがあり、何も進まない時期があった。店売りでじゃんじゃん使わないと話がすすまないのも新鮮。 次行くところが分からないまま特にイベントのない西の洞窟で迷子になったときは、なんか敵も強いし視野狭くて見えづらいしでやめようかと思った。最近疲れた頭でやってるからすぐ投げようとしてしまう。 システムへの不慣れな点が解消されたころにはまあまあレベルが上がっていたので快適だった。 むしろレベルを上げすぎて、城より途中のドラゴン戦のほうがギリギリで盛り上がった気がする。 主人公自身への言及よりも町の人の話から伝説のロトの旅路が想像できるのが楽しかった。RPGは町の人に話しかけて情報集めてるときが一番好き。新しい町についた解放感や達成感込みで安心できるからだと思う。 姿だけはどこかで見たことある敵がたくさんいて面白かったです。 心残りは「ゆうべはお楽しみでしたね」を見忘れたまま姫を助けちゃったことぐらいかな。 2と3も買ってあるのでいずれリベンジします。

2025-06-01 · おいしい水

『都市伝説解体センター』クリア感想

※ストーリーのネタバレしてません 面白かった。ただミステリーアドベンチャーと思うとなんか違うので、ADV好きな人にこそおすすめできないゲーム。グラフィックやキャラクターには惹かれるけどふだんミステリやらないから二の足踏む、という人にはいいのかも。映像作品だったらもっと勢いで楽しめたんじゃないかな。 同じ開発の前作・和階堂真シリーズよりシナリオや操作性がパワーアップしててほしいという期待があったので、見た目と演出以外はほとんど変わって無くて正直ちょっとがっかりした。前作は1時間くらいで1作が終わるのも売りだったから、多少テンポが悪くても気にならなかったんだよね。 それでも投げずに最後まであそべたのは、演出がドラマ仕立てで続きが気になる引きだったからです。 ビジュアルも音楽も効果音もめちゃくちゃ好き。探索パートで通常時と念視使ってる時のBGMがシームレスに変わっていたり、効果音もおどろおどろしくなっていたりするところ。毎話、終盤の盛り上がるところで主題歌が流れるのも大好き。 謎解きがちょっとやさしめなところも相まって、リアルタイムで深夜ドラマを見てるくらいの気楽な気持ちで遊べたところはよかった。和階堂シリーズを遊んだときに、キャラ付けが濃かったらもっと楽しいだろうな~と思っていたので、ビジュアルが豪華だったのは嬉しかった。 ただ本当に謎解きがやさしい。推理パートがほぼ現状で把握できたことを聞いてくるだけだし、怪しいところは主人公がすべて教えてくれるので、親切なんだけど慣れてるとかなりもどかしい。そして結末がだいたい予想通りで、爽快感があまりない。 演出が豪華になったせいでテンポが悪く思えるところがある。念視の切り替えするときや気になるものを見つけた時のポップアップなど。 これまで起こったことを章の中でも細かく記録されていて見返せるのは、プレイする時間が空いても復帰しやすそうでいいなと思った。でも章が変わると前のものは見返せないし、会話しているときには開けないのがもったいない。あと任意セーブやオートなど標準装備していてほしいものが意外となくて歯がゆい。 それと、まだプレイヤーが見てない情報が先に人物相関図やセリフに出てくるのも和階堂シリーズに引き続き健在だった。情報開示の順番すらガチガチに決まっているなら、わざわざ証拠を探し回るゲームである必要がないのでなんとかしてほしい。 ストーリーを楽しむゲームだし、6話までやりきったから悪くはなかったな~とは思うんだけど、やっぱりゲームとしてかなり単調なのが惜しい。 だれでもクリアできるように作っている(参照)らしいので、私にはあまり合ってなかっただけで、物語としては好きです。オーディオドラマも楽しみだね。 私はミステリに予想を裏切られるワクワクを求めてるんだ! とはっきり分かったので、遊んでよかった。

2025-02-23 · おいしい水

『百英雄伝』クリア感想

スピンオフの『Rising』を遊んで続きが気になったので予約購入したものの、アップデートを待ったほうがいいとのウワサを聞いて最近まで寝かせていた。幻想水滸伝は遊んだことがない人の感想です。 正直言って、粗だらけのゲームだった。ただSwitch版でも言われるほどエラー落ちはしない。長時間プレイ中のままスリープさせる人は落ちやすいかも。 クリアを待たずに投げ出したくなるほどひどくはないし、面白いと思える部分もちゃんとあった。 まず、仲間集めと拠点がにぎわっていく感じはすごく楽しい。スキルツリーみたいなもので拠点を広げていくと見た目や音楽が豪華になって、ちゃんと城下町らしくなっていくのは達成感がある。 戦闘に連れていける仲間だけでも70人くらいいるにもかかわらず、誰を連れて行ったとしてもストーリー進行中にボイス付きで喋ってくれることがあるのは画期的だった。好きなキャラを連れまわす甲斐がある。 ダンジョン内の目的地までの道以外にも分岐があって、たいてい宝箱がある期待を裏切らないところも好き。このゲームは最初からマップが全部出るタイプだけど、隅々まで見ておきたい派だから何かおいてあると嬉しくなっちゃう。 あと、一騎打ちでしかけたあとの演出はHD-2Dみたいでリッチだったのでもっと見たかったな。最後の演出だけで出来の悪さをすこし許せちゃうほど。 ただ、演出がいいと思うほど話の薄さが気になってしょうがなかった。 主人公たちが同盟軍として帝国と戦う動機がいまいち深堀りされないまま「憎き帝国を絶対に倒す!」になってしまっていて、プレイヤーとしては最後までまったく気持ちが乗らなかった。ノアは特に、お人よしの一点だけで領主に頼まれるまま同盟軍のリーダーをやってて、成長してる感じがないのに協力者が増えていく。戦争になっているわりにはモブ以外の人的被害がほとんどないから深刻さに欠ける。 そのくせ、仲間集めに必須のサブイベントのひとつをホビーアニメ仕立てにしたせいで、メインの戦争やってるときよりもベーゴマやってるときのほうが前のめりに見えるのが本当によくなかった。セイよりリードのがライバルらしく見えたよ。 あと、Rising遊んでニューネヴァーの発展した姿がまた見られるんだろうと思っていたので、まったく訪れる機会がなかったのは悲しかった。前日譚とは一体……? だけどまたCJたちに会うためにがんばれたから、Risingは遊んでよかったなと思う。 システムまわりについては、もはや不満なところ挙げたら本当にキリがないので割愛するけど、テレポートが使えるころにはだいたい慣れてしまった。 それでも最後まで気になったのは、道中でルーンを拾ってもメニューからは装備ができないこと。 道中レベルが上がってルーンの装備枠が増えようが、宝箱から強そうなルーンが出てこようが、ボスに勝ってつぎの町に着くまでは一切変更できない。しかもこのゲーム、持ち物の容量に上限があるので使えるのか分からないものが場所をとる。なんなんだ。新しいダンジョンで装備を更新するのがRPGの楽しいところなのに! 全体的になんだかな~って仕様が多いゲームではあったけど、まだやれていない他のRPGや幻想水滸伝1・2リマスターを遊びたい! という気持ちはとても強くなったので良しとします。

2024-12-13 · おいしい水

『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』クリア感想

カイロソフトのゲームは面白いという評判を聞いていて気にはなっていたものの種類がありすぎて何から手をつけていいのかさっぱりわからず、今回満を持してドラえもんのドット絵に惹かれて買った。区切りらしい1年目が終わったのでまとめます。 初めてのカイロソフト、かつ藤子・F・不二夫先生の作品はドラえもん以外ぜんぜん知らない人間の感想です。 お店経営シミュレーション。客の満足度をあげて儲けるためにいろいろやっていく感じ。 食材を集めて新しい商品をつくる 売ったお金で敷地内に座席や新しい施設を建ててお客の満足度を上げる 既にあるメニューの完成度をあげてコンテストに出る 客候補の好むメニューを作って招待する そのあいだに、評判を聞きつけた人からの依頼や客からの要望をかなえるなど、イベントが挟まってきてとにかくやることが多い。何かに手を付けてる間に別のことが始まってあれもこれも、とやってるうちに気が付くと寝る時間を超えて余裕で数時間経っている。おそろしいゲーム。 日中ゲームをしていない時間もいろいろ考えてしまうほどのめり込んでしまって、危うくどら焼き屋を本業にしそうになった。 出された条件を基にランクが上がって敷地が広がるんだけど、どら焼き以外の和菓子を作るのはまだしも、だんだん別の施設を乱立させていくようになり、コロッケ屋とスキー場と空港と宿泊所と巨大なロボット数体を室外に建てることになってくる。私はいま何屋さんなんだろうと思ってしまった。和菓子屋というかもはや店を核としたおおきな街を作っていたのかもしれない。 チュートリアルがさっぱりしていてはじめのうちは分からないことだらけだった。やっていくうちにこういうことかな?ってわかっていく手探り感が楽しい。 施設の雰囲気とか魅力のあげ方とか、セオリーが分かっていればもっといい感じに稼げそうなのに! ってもどかしさが途中から出てきたので、ハイスコア狙いの効率的なプレイもやってみたいかも。営業時間が無限に続く感じだから、敷地が広がるほど客も増えて大々的な改装はしづらい印象だった。視点が俯瞰で固定なのもあって、テレビにつなげて遊んでても何を置いたのかあんまり見えないんだよね。 基本的に雰囲気ごとに装飾と座席を敷き詰めればいいみたい。それでも物のあいだに1マスは通路が必要という縛りがあってどう置けばいいか試していくのが面白かった。 知らないなりに原作の小ネタがたくさんあるんだろうなというのは伝わってきた。 客にアイテムを渡すと満足度が底上げされるんだけど、加えてイベントが起こるものがある。知らなくても一覧で特殊な何かがあるのはわかるようになってるとはいえ、知ってたらかなりニヤニヤできる要素だろうなと思った。キテレツに大百科をわたすとコロ助が出てくるとか。 特にドラえもんは主役だけあって劇場版のキャラもたくさんいて、食材探しの敵や客として出てきてるみたいだった。出会うきっかけが設置アイテムだったりしてわくわくする。ほとんど見たことなかったけど見てみたくなりました。満月親子とピー助が気になった。 こんなのめりこんで遊んだのは久しぶりだったので大満足でした。

2024-09-03 · おいしい水

2024年7月を振り返る

アルセウスの図鑑埋めが全然おわんね~~っていいながら、遊んだりサボったりしていたら音沙汰のない人みたいになっていた。そんな2024年7月。暑いと疲れちゃってゲームに割ける体力がなくなるなあ レジェンズアルセウスの図鑑埋めをしている ふつうにネタバレなんですけど、最初に言われた通り、エンディングを迎えるだけでなく図鑑も埋めないと今回の元凶ポケが出てこず、黒幕さんの真の姿が見られないっていうから延長戦やってる。 追加分と思しき大大大発生のストーリーは調べても分からないなりになんかもうちょっと起こってほしかった感じがした。 図鑑埋めは、はじめのうちは出てきたポケモンの図鑑のページ見て「あいつまだ埋まってない!捕まえるぞ!」って感じで適当にやってたんだけど、そうするとあちこちに逸れて時間がいくらあっても足りないので、1匹ずつ集中して狙っていく方針に変えた。 揺れる木からチェリンボが全然出ないから、なけなしの一匹で怒涛のすいとる連打20回でタスク埋めたことに比べれば、オヤブンを捕まえるのはお茶の子さいさいという気分です。ヒスイの大地に揉まれて強くなりました。 ズガイトスとタテトプスを捕まえるために、山麓で時空の歪みの出現待ちするのがつらすぎて山麓で放置しながらこの記事を書いています。 あとはアンノーン・ミカルゲ・準伝説あたりが残ってる。図鑑完成までにはまだまだかかりそう。 ジャストダンス2023・2024を買った Unlimited(旧サブスク)の曲削除が4月に告知され、6月にプレイリスト機能が追加されたと聞いて満を持して購入。いま2023を一通り遊んでるところ。 これまでよりキャラ推しっぽい雰囲気になって、コーチに新しい側面がつくのはちょっと嬉しかった。2022で知ってる顔にみんな名前がついてる!と思ってストーリープレイリストを遊んだら、ナイトスワンに闇落ちさせられてて笑いました。ダンスバースが平和になった暁には一緒に踊らせてください。 ストーリープレイリストが1年じゃ全然終わらない感じはちょっとずるいと思う。 スウェットモードは前よりも使いやすくなってた。曲選んだあとのコーチを選ぶ画面でもスウェットモードがオンにできるのが一番うれしい。いつも起動し忘れて泣く泣く一回戻ってスウェットモードにしてたから…… それに、別の日に起動しなおしても常にスウェットモードがオンになってるのも手間が省けてよかった。 同じランチャーアプリに2023・2024どちらも入るので切替がいらないところも長くやるほど楽になるからいいね。 やりたくないモーションを除外した絞り込みができるのもよい。曲が増える分もう少し細かく検索条件を設定出来たらもっとうれしいかも。振付の絞り込みと登場作品の古い順ソートとか。 ただ、新しいランチャーになった利点がかすむくらい何をするにもテンポが悪いのは気になるかな。タブ移動するときに引っかかるとか、スコア表示前のアバターの演出とか、プレイリスト追加がワンボタンでできないとか。プレイリスト内のシャッフルができないのはこれからがんばってほしい。 あとは好みだけど、2023はおとなしい曲が多い気がする。よくわからなくても楽しい!って曲がもっと欲しい。憧れのカメラコントローラーは、部屋の奥行が足りないのかそもそも始められなかったので断念。 曲も機能ものんびり追加しているみたいだから、2025が出るあたりでまた改善されるんじゃないかな。楽しみです。 『スマホ断ち―30日でスマホ依存から抜け出す方法』を読んだ ゲームの話しながら、この話するのちょっと矛盾してるなとは思っている。 「SNSまじやめてえ(やめてない)~!」をいつまで続けるんだろうと思ってデジタルデトックス系の本を買ったのが5月下旬。 スマホを別れられない恋人に例えたり、やりすぎたなと感じた後は「スマホ版のカーボンオフセット」をやろうとか、言葉選びが面白くて好き。 こういう本って極論(スマホやめろ)になりがちなところを、ちょっとやさしく「スマホをやめるのは自分いじめが目的ではない」「だらだら見てしまう日があってもまた戻ってくればいい」と言ってくれるのが長年の中毒者的には救われた気分になる。 第1部でスマホに依存することでどんな影響が起きるか、2部で具体的にやめていく30日間のエクササイズの紹介になっている。正直他のこれ系の本読んだことあるなら1部には似たようなことが書いてある。私が印象的だったのは「人間はみんな自分のことを考えるのが苦痛」ってことを示す実験の話。みんなそうなんだって思えるのは大きかった。 2部のエクササイズは6月中に30日間通してやれた。 一番効いたエクササイズは、アプリを整理したあとに必要なアプリもぜんぶフォルダのなかにぶちこんでアイコンを見えにくくするやつ。うっかり癖でツイッターを開くことがなくなる。 最終盤で1日だけスマホを一切触らないと決まっている日があって、始める前は不安だったけど意外にスマホがなくても過ごせるのが自信になった。 30日終わった後に続けていける自信がなかったのでアプリブロッカーも入れてみた。最低限、午前中と寝る前は触らないくらいの軽い制限だけど、意志の力に頼る必要がなくなってなかなか良いです。午前中に触らなければいい距離感で付き合える気がする。 でも年季の入った中毒人間だから、ここ2週間くらいはせっかく買ったのにアプリブロッカーの抜け穴を見つけて制限破ったりしちゃってる。私は、弱い……ッ!

2024-08-10 · おいしい水

『Pokémon LEGENDS アルセウス』クリア感想

エンドロールを見たところまで進んだのでとりあえず感想。ここまで50時間弱。 ポケモンにはめずらしいアクションっぽい感じが気になったのと、かわいいタマザラシに会いたくて遊んだ。 慣れ親しんだいつものポケモンが「冒険」で、こっちは「フィールドワーク」。 基本的に主人公はコトブキムラを拠点として、すべてのポケモンに会うために出かけていくのが新鮮。 現代から転移してきた設定からしても、いつものポケモンとは違いますよ~って雰囲気をひしひしと感じる。 よそものが信頼されにくかったり、信仰が生活に根付いている感じが昔っぽくて好き。でも他の地域ではもう普通にポケモン同士戦わせてるっていうし、時代的にどうなってるのかはよくわからない。 タマザラシは戦っても温厚でとてもかわいかった。オヤブントドセルガには手持ちでも頑張ってもらった。昔のドットのイメージで止まっていたせいで進化後にかわいいイメージがなかったけど、動いてるのを見ると一族みんなかわいい。 ゲームとしては、図鑑の完成に重点が置かれていて、一度の捕獲だけでなく特定の技・捕まえ方・倒し方が必要なのが特徴的だった。 戦闘なしでポケモンを捕まえられるのがこのゲーム一番の面白いところ。格上をうまく捕まえられたときの気持ちよさはクセになる。 ポケモンに見つからないようにして捕獲していくのが基本だけど、相手の索敵範囲が広いからポケモンに追いかけられて逃げてる時間のが長い。ダイレクトアタックでもゲームオーバーになるから必死に逃げるしかない。 村に戻るときのラベン博士のセリフ、「大丈夫です 警備隊も一緒ですよ」を聞いていつも安心する程度にはみんな野生をむき出しにしてくる。ぼんやりしてそうなコダックにすら追いかけ回されたときは腰抜かした。 ボス戦でポケモンの攻撃をよけながら玉を投げるのがいちばんアクションっぽかった。 だけど回避の無敵時間が長くて、予備動作がわかりやすいから今まで遊んだゲームの中では一番やさしく感じた。『大神』がクリアできれば余裕で遊べそう。それでも私は欲張るからふつうに負けました。 溜め攻撃のタイミング云々より、とにかく隙ができるまで欲張らず・行動パターンを覚えて・相手と距離をとる のが大事だった。移動できる地形に制限のあるウインディ戦が一番苦戦したなあ。 戦闘はタイプ相性以外はほとんど別物だった。レベル差があっても野生のが強いし、何も考えずに戦闘を始めると自分のターンが回ってこないうちに群れにぼこぼこにされるから、レベルを上げて物理で殴る脳筋プレイにはなりにくかった。 野生相手ならまだわかるけど、だれかのポケモン相手でも相手が複数出してくるのが納得いかない。手合わせっていいながら複数出してくるのは卑怯だよ! 操作で気になったのは、ライドポケモンに乗ったままだとほとんどボールを投げられないところ。木や鉱床を調べるのにいちいち降りなきゃいけないのは進めるほどまどろっこしい。スカーレットはそのへん楽だったから余計に気になる。 ストーリーは、ポケモンを調査しつつ、神に近いポケモンの調子が悪いのをしずめて他の集落との信頼を得ていく、みたいな感じ。メインはずっとそんな感じなので、昔ながらのポケモンシリーズっぽい淡々とした印象だった。 サブ任務もいっぱいあるから寄り道好きならハマること間違いなし。人間とポケモンが恐る恐る仲良くなっていく感じを味わえるのがとても良かった。 先にスカーレットで遊んでいたので、メインでは海岸のウインディの話が好き。 現代種がでんせつポケモンと言われるのが分かるウインディのかっこよさを堪能できてよかった。それに、海に囲まれて離れた島(しかも火山)に行くってだけでわくわくする。 現代に向けてどうなっていったのかの想像がはかどるから、前哨戦としてシャイニングパールを遊んでてよかったなあと思います。 具体的には広々とした土地のこのへんに後で街や店ができそうだなと思えるところとか、先祖っぽい人がセキ以外にもたくさんいたところとか、祠や神殿がまだ使われてたところとか。あと祠の3体が神様らしい振る舞いを見せてくれるところ。人間の言葉を使って心に語りかけてくるのが異質で好き。 図鑑完成まで面倒だなあと思いながら、いざ始めてみたらタスク埋めの作業っぽさが逆に楽しくなってきたのでまだまだ遊びます。

2024-05-18 · おいしい水