『Pokémon LEGENDS アルセウス』クリア感想

エンドロールを見たところまで進んだのでとりあえず感想。ここまで50時間弱。
ポケモンにはめずらしいアクションっぽい感じが気になったのと、かわいいタマザラシに会いたくて遊んだ。

慣れ親しんだいつものポケモンが「冒険」で、こっちは「フィールドワーク」

基本的に主人公はコトブキムラを拠点として、すべてのポケモンに会うために出かけていくのが新鮮。
現代から転移してきた設定からしても、いつものポケモンとは違いますよ~って雰囲気をひしひしと感じる。
よそものが信頼されにくかったり、信仰が生活に根付いている感じが昔っぽくて好き。でも他の地域ではもう普通にポケモン同士戦わせてるっていうし、時代的にどうなってるのかはよくわからない。

タマザラシは戦っても温厚でとてもかわいかった。オヤブントドセルガには手持ちでも頑張ってもらった。昔のドットのイメージで止まっていたせいで進化後にかわいいイメージがなかったけど、動いてるのを見ると一族みんなかわいい。


ゲームとしては、図鑑の完成に重点が置かれていて、一度の捕獲だけでなく特定の技・捕まえ方・倒し方が必要なのが特徴的だった。

戦闘なしでポケモンを捕まえられるのがこのゲーム一番の面白いところ。格上をうまく捕まえられたときの気持ちよさはクセになる。

ポケモンに見つからないようにして捕獲していくのが基本だけど、相手の索敵範囲が広いからポケモンに追いかけられて逃げてる時間のが長い。ダイレクトアタックでもゲームオーバーになるから必死に逃げるしかない。

村に戻るときのラベン博士のセリフ、「大丈夫です 警備隊も一緒ですよ」を聞いていつも安心する程度にはみんな野生をむき出しにしてくる。ぼんやりしてそうなコダックにすら追いかけ回されたときは腰抜かした。

ボス戦でポケモンの攻撃をよけながら玉を投げるのがいちばんアクションっぽかった。
だけど回避の無敵時間が長くて、予備動作がわかりやすいから今まで遊んだゲームの中では一番やさしく感じた。『大神』がクリアできれば余裕で遊べそう。それでも私は欲張るからふつうに負けました。

溜め攻撃のタイミング云々より、とにかく隙ができるまで欲張らず・行動パターンを覚えて・相手と距離をとる のが大事だった。移動できる地形に制限のあるウインディ戦が一番苦戦したなあ。

戦闘はタイプ相性以外はほとんど別物だった。レベル差があっても野生のが強いし、何も考えずに戦闘を始めると自分のターンが回ってこないうちに群れにぼこぼこにされるから、レベルを上げて物理で殴る脳筋プレイにはなりにくかった。
野生相手ならまだわかるけど、だれかのポケモン相手でも相手が複数出してくるのが納得いかない。手合わせっていいながら複数出してくるのは卑怯だよ!

操作で気になったのは、ライドポケモンに乗ったままだとほとんどボールを投げられないところ。木や鉱床を調べるのにいちいち降りなきゃいけないのは進めるほどまどろっこしい。スカーレットはそのへん楽だったから余計に気になる。

ストーリーは、ポケモンを調査しつつ、神に近いポケモンの調子が悪いのをしずめて他の集落との信頼を得ていく、みたいな感じ。メインはずっとそんな感じなので、昔ながらのポケモンシリーズっぽい淡々とした印象だった。

サブ任務もいっぱいあるから寄り道好きならハマること間違いなし。人間とポケモンが恐る恐る仲良くなっていく感じを味わえるのがとても良かった

先にスカーレットで遊んでいたので、メインでは海岸のウインディの話が好き。

現代種がでんせつポケモンと言われるのが分かるウインディのかっこよさを堪能できてよかった。それに、海に囲まれて離れた島(しかも火山)に行くってだけでわくわくする。

現代に向けてどうなっていったのかの想像がはかどるから、前哨戦としてシャイニングパールを遊んでてよかったなあと思います。

具体的には広々とした土地のこのへんに後で街や店ができそうだなと思えるところとか、先祖っぽい人がセキ以外にもたくさんいたところとか、祠や神殿がまだ使われてたところとか。あと祠の3体が神様らしい振る舞いを見せてくれるところ。人間の言葉を使って心に語りかけてくるのが異質で好き。


図鑑完成まで面倒だなあと思いながら、いざ始めてみたらタスク埋めの作業っぽさが逆に楽しくなってきたのでまだまだ遊びます。