『Even if TEMPEST 連なる刻の暁』クリア感想

『宵闇にかく語りき魔女』(感想)のファンディスク(DL専売)。 本編やっててもっと知りたい!このあとが気になる!と思ったところが全部盛りで大満足でした。主要キャラだけでなくネームドモブのその後と夢も叶えてて拍手喝采もの。今回は各ルートの甘さも十分あった。 今回推理パートはほとんどないので読み物に等しい。バッドになったとき直前の選択肢まで戻るようになってて嬉しい。 もはやオープニングとプロローグの楽しそうなアナスタシアだけでよかったね〜!が止まらなかった。各ルートのエピローグは彼視点なのも言わないけどアナスタシアのことをどう考えてるか分かってよかった。 各ルート感想 ルーシェン 彼との甘いところを一番待ってた。しょっぱなから、私情で会いたくていつも遅らせてたガルダの手続きを優先させていて高まった。二人がお互いに「この人には敵わないな……」と思っている部分があるのがかわいくて好き。守ってあげたい気持ちになるのに、二人きりになったとき嫉妬してみたり、ふつうにかっこよかったりするのがギャップで良かった。 王族が自分で料理するのもおかしな話だし下手でしょうがないよね。こういうギャグみたいな場面が『宵闇』には当然なかったから、平和だ……としみじみしてしまった。 気になってたところその1。さすがに継母と決着みたいな分かりやすい形ではなかったけど、リンゼル家と離れて生きていける感じになって本当によかった。オーラも今までのことがあるから素直になれないだけで、姉のことを大事に思ってることは伝わってきた。ルーシェンは渡せないけど幸せになってほしい。 父王の想像を絶する最悪な所業でまさかの別エンドを覚悟したけど回避できるものではなく、ルーシェンにも手段を選べなくなる側面はあるかもねって話だった。立場を差し引いても手にはかけないところがルーシェンらしいと思った。 クライオス やっぱりわかりやすく乙女ゲー遊んでるなあ!という気持ちになれるいつもの色男。 病気が治ってからどうなったのか、意外と宵闇で知る機会がなかったから欲望に忠実になっててよかった。 アナスタシアは基本的に芯が固いから、クライオスからの無限の愛で調子を狂わされてるのがかわいい。でもラブラブなだけじゃなくて死に戻りを経て「クライオスに逆らえない」って思いが芽生えてたのが良かった。黒ルート怖かったもんね。 知らない他の自分に嫉妬しつつも、戦いを終えてまだ吹っ切れられないアナスタシアと再会した体で抱きしめるシーンが、救われた感じがしていちばん好き。 モナハンとのやり取りが一番意外だったかも。クライオスのことを嫌ってる理由が思ってたのと違った。なんかもっと小物だと思ってた。ちゃんと偉いなりのものはあったんだ(失礼)。権力に弱くて調子に乗りやすいだけで性格まで悪いわけではなかった。 ティレル やっぱりこの人が一番好きだな。めちゃくちゃ頭いいくせに好きな人のこととなると喜ばせ方が分からないのかわいいよ。別の自分の気持ちや行動も理解できて、その時の傷も含めて俺のものって考えられるのは漢でしかない。猟犬の仕事から解放されたがゆえの弱いところが見られてうれしかった。二人は騎士と文官で考え方は真逆な感じなのに、どうしても過去に囚われがちで、他人に尽くすばっかりで、お互いを戦いから遠ざけたい似たもの同士って関係性がとても好き。マヤのことも含めて大事にしたいという姿勢を明確にしてたのも律儀で好き。ティレルにはないものだからかもしれないけど。 気になってたところその2。コンラッドにちゃんと罪を償わせることができてよかった。自身もどうしてあんな感じなのかほんのり掘り下げがあって憎みがいがある。いっそエヴェリーナと同じ病気とでも言われたほうが楽だったかもしれないけど。 唯一探索と(司法)裁判パートがあって楽しかった。ちょっとヒントがぶん投げすぎだとは思うけど何回でもやり直しさせてくれて助かった。正攻法で行かずに抜け穴をさがすところがやっぱりティレル様なんですよ。 ゼン 読んだあとThe Fellowship を読むまで、「他のルートじゃ呪い解けないじゃん……」と落ち込んでしまった。 宵闇しかり、悲しいかな個人的には恋人としていまいち見られないのに、なんなんだろうこの人。 今のゼンとともに生きるには人間の理から離れる必要がある。親交が続いててよかったけどそれも長く続けられないという葛藤。いつでも冷静な彼がアナスタシアとの今後を思って焦る姿はとても愛おしい。 優しくて一歩引ける性格だからこそ自分が結ばれないところでもすべてを知ってることが重荷になってる描写がつらくて好き。 もとから思い通りの管理者だったんじゃなくて、呪いがそうさせたんだって神に物申して、辛くても人間として生き続けたいと啖呵を切るアナスタシアは最高にかっこよかった。同じようにすべてを覚えていてもなお、彼女がブレずにはっきりものを言うからゼンも安心していられるんだと思う。 気になってたことその3。女神の力まわりのことやゼンの呪いの理由、なんなら宵闇で起こったことのすべてが全部計画されてたのが分かってよかった。 正直、迷宮でお父様が出てきたときにスケールが急激に広がりすぎて虚無感はあった。クロムが管理を任された数ある地球のうちのひとつという説得力にはなるけど、他3人のルートからは醒める要因にしかなってないと思ってしまう。まあ女神の力が残るのはゼンを選んだ時だけだし、世界を俯瞰で見られる特別編としては面白いから味変として楽しむのが一番いいのかな。どうしても世界観の比重が私の中で大きくなってしまって入り込みきれない。 The Fellowship ストアの説明をまったく読んでおらず、クロムの四股の話から始まったからまじで逆ハーレムルートかと思ってひやひやした。彼女が好意に答えてるわけではないので逆ハーとは違う……と思う。 誰のルートにも入らないときにゼンの呪い問題を解決してくれて本当によかった。誰を選んでもなんとかなるだろうと思わせてくれてありがとう。 ここだけの話、ルートじゃないときのクライオスが好き。友人相手にはさっぱりしてて生粋の女好きなんだな……と思う。だからこそルートのときの激重感情が映える。一粒で二度おいしい。 アナスタシアはみんなのこと同じくらい大事に思ってるけど、4人ともアナスタシア第一でモーションかけながら大騒ぎしてるのが新鮮で面白かった。ティレルが積極的に攻めていたのは意外だった。クライオスが立場的にも優位で隙あらばそばに置こうとするから当然なのかもしれないけど。 ちょっと改心したイシュがここぞというときに助けてくれて沸いた。今のポジションだから輝いてるキャラだと思うから、攻略対象になってほしいとまでは言わないけど、負けた後どんな変化があったのかは知りたかった(気になってたことその4)。相変わらず素直じゃなくて面白い。 各ルートのあとだから、少しずつ大事なところをかいつまんで匂わせしてるのもあって、全部盛りで満足度の高い話だった。 サイドストーリー感想 マヤ いてくれるだけで十分支えになっていたのに、一緒に戦いたいと思ってたのが良すぎる。そりゃ男たちに嫉妬もする。 夢に別の回の記憶が出てくるってことは、アカシックレコードにあることは思い出す可能性もちょっとあるのかなと思った。攻略対象の人たちが受け入れられるのもうっすら感じ取ってるからかも。 エヴェリーナ レティシアへの重い愛情。どうしてそこまでアナスタシアを憎むのかが気になってた(その5)から腑に落ちた。レティシアはなんとなくクロムみたいな人なんだろうなと思う。 コンラッド 死に戻りのことがバレてるから逃げられなさそうな絶望感がやばい。周回中のことだとしたらそりゃ終わっても許せないよね。仮に愛情を持てたとしても、苦しめるための踏み台にしかならなそうなところがとことん悪くて良い。 イシュ 神話を実体験として語られると重みが違う。1000年経ってようやくカラリスに一泡吹かせてやれてよかった。ここまでクロムが神様らしくない、明るい普通の女の子みたいなイメージだったので、人間と違う規格の部分が垣間見れてうれしい。 イシュが生まれたのは、人間的な部分が女神と一つになりきれずに残った結果みたいな感じなのかなと思った。 名前の由来がルキウスの姓だったの悲しい。でも、裏切られたあともずっと名前を捨てなかったってことはやっぱり人間を信じたいのかな。人間に恐怖を感じるところのスチルが宵闇の死後アナスタシアの対になってたのが良い。 攻略できる4人が、誰を選んでも必ずアナスタシアの特別と思えるのがこの作品の良いところだと改めて思った。 ファンタジーものでなんなら女神の力すら使ってきた人たちだけど、人間の強さを信じたいって思いがずっと変わらなくて、この人たちなら本当にやってくれそうだなと思えるところが大好きです。

2024-03-31 · おいしい水

『逆転裁判2』クリア感想

『逆転裁判123 成歩堂セレクション』3分の2。 前作を遊んだときに「忘れないうちにやりたい」と言ったな。9か月弱経ってた。 1-5のあとだと何やってもそこまで長くない気がするので、あの話のボリュームはまじですごい。 マヨイの故郷や親族が出てきたり、トノサマンシリーズのその後の話があったりと、これぞ続編って感じだった。 春美ちゃんが恋愛に憧れてる感じがおませでかわいいね。そんなにナルホドとマヨイにくっついてほしいのか…… 恋愛感情を抜きにしても、大事な人のためなら自分をなげうってでも相手を助けたい、とまっさきに思ってしまうところが二人ともすごく似ているので、お互いを助けるためにずっと兄妹みたいなコンビでいてほしい。 今回はマヨイ抜きで捜査することが多かったので、探偵中に子ども扱いしていじるところが春美相手だと調子狂ってるのが面白かった。 おばさまがまだなんかやりそうだったのに、特に何もないまま終わってたのが気になる。3でまた出てくるかな。 狩魔冥はまた復活してきてほしいけど、おばさまはまたマヨイがピンチになりそうだからできれば会いたくないな…… 全体的に前作より真相がえげつない話が多かった。 2話なんか霊媒ががっつり絡んでてもなんとかなってるのとんでもないことですよ。結果的に絡んでたのかは微妙。 殺人のトリックのアラを大して気にしてない私ですら、3話はさすがにそんなことある? って思っちゃったけど、証拠出して詰めたら真犯人の自白まで導けたからいいんだ。矛盾をひとつずつ消していって依頼人の無実さえ証明できれば、過程で深く考える必要はないということにしておこう。 ナルホド本人も裁判中に重要なところを勢いでごまかそうとしてたし…… 4話はどう見ても無罪じゃない人を強引に弁護しないといけない大ピンチをどう切り抜けるか、その道筋で弁護士はどうあるべきか、今度はナルホドが考える番だったのが前作の4話との対比で面白かった。ナルホドはマヨイを助けるために自分の信条を曲げちゃいそうになるほど悩んでたのに、「仮に死んでも化けて出ればいい」と地でいえるマヨイが強すぎて好き。姉は実際やってるし説得力がありすぎる。 こうして書いてみると意外にマヨイのこと好きだったのかもしれない。今回離れて行動することが多かったし。 もう20年くらい前の作品なのに古さを感じずに楽しめるのは本当にすごい。3も近いうちに遊ぼう。

2024-02-20 · おいしい水

『ポケットモンスター シャイニングパール』クリア感想

レジェンズアルセウスをやりたかったので予習的に遊んだ。スピンオフと言われると時系列で遊びたくなるタイプ。原作ダイパは遊んだことない。 記憶にある昔遊んだポケモンに近くて、いたるところで「これだよこれ!」になってた。自転車じゃないと越えられない砂の滝みたいなやつとか。 ストーリーについて ポケモンの話って大体こんなだったよな~ってなつかしさで楽しめた。 湖で赤いギャラドスを探すつもりがなぜかこんなことになってしまった。 伝説ポケモンと準伝説がぜんぶ同じ神話のなかで世界の創造に関わってて、祠や壁画などがみられるのが良かった。他作品だと伝説とその他でそれらしいエピソードはあっても、出所がばらけている印象が強かったから。 家の近所の湖にも創造に関わったポケモンがいて、見守ってくれてたのかも、って話をされたときになんか遠い昔に思いをはせてしまって感極まった。フタバタウンの人口だったらご先祖から顔と名前が一致してるかもしれない。ムービーは3Dのが迫力がある気がする。そうすると等身が小さいのが気になってくる。むずかしいね。 ジュン(ライバル)が騒がしくてすぐ罰金課してくるから、最初はなんだこいつ……って感じだったのに、ギンガ団に負けたのをきっかけに強いトレーナーを目指しはじめたところは応援したくなった。最終的には1億円罰金と言われても今日も元気だね!って思えるようになりました。 システムについて 街から街へいく道中、野良トレーナーからバトルを挑まれるのも含めて、ダンジョンを攻略して新しい街にたどりついたって達成感はやっぱり2D時代のゲームの魅力だと思った。ジムのちょっとしたギミックやギンガ団のテレポート床がとても楽しかった。あと、ひでん要員で枠を埋めなくてよくなってたのはびっくりした。手持ちと乗り越えて旅してる感は薄くなるけど、ひでんわざは戦闘だと使いにくかったから仕方ないね。 逆に、最新作に甘やかされきった視点では、ランダムエンカウント制・わざ思い出しができない・アイテムがあまり落ちてなくていつも金欠になる あたりがちょっとつらく感じた。お金に関してはバトルサーチャーで再戦すればいいので、先を急いだ遊び方しちゃったのがよくなかったな…… 意外にもテンポに関しては最新作と比べても一長一短だった。捕獲モーションや進化のエフェクトはSVが短いけど、複数回ランダムの技や回復時はBDSPのが早い。 きのみを育てるときのテンポが悪くて、不満であちこちにきのみを埋めようとはならなかった。地図上でどこに埋めたか確認できるのはとても良いだけにもったいない。 なおポフィンは1回で焦がして挫折しました。 初期はバグが多くてどうこうという噂があったので、面白くなかったらどうしようと思っていた。ただ長年のファンの期待とは違っていただけで、初見でライトに楽しむぶんには普通に面白かった。 ダンジョンとしては地下大洞窟がかなり楽しかったな。シンボルエンカウントで狙いのポケモンを探しやすいし。それに化石堀りがめちゃ楽しくて目的もなくずっとやれそうだった。 昨年秋ごろからずっとポケモン漬けだったので次は他のゲームやりたいな。

2024-02-08 · おいしい水

『ソウルヴァース』クリア感想

カードゲーム的なランダム性を含む戦闘と、キャラクター育成が魅力的なRPG。 スマホで出てた頃から買い切りゲームのなかではとても人気があってリリース当初から気になっていたけど、スマホだと電池残量が気になって遊べないタイプの人間なので、これだけ人気があるなら移植されるだろうと踏んで待ってたゲーム。 良かったところ RPGだけど探索要素がエリアの中のブロックの移動以外ほとんどなくて、これも十字キーを1回押すだけで済む。エリアごとに宝箱が拾えるところも自分が移動して拾うのではなく、LRでカーソルを動かして選ぶ形。 戦闘と育成を楽しむためのわりきった作りが、レベル上げの作業っぽいところをミニマルなノリにしていて気持ちいい。 武器防具とそれらにつける強化パーツ、アーツ、ソウルドライバー(スキルツリー)も全部選べるので、こういう立ち回りができたらな~っていうのを無限にカスタムしていられる。 一時期、ガチャなしで延々とキャラクターの強化していたいな~って思っていたことがあって、まさにそんな育成ジャンキーのためのゲームだと思った。ストーリークリアまでしか遊んでないんだけど、クリア後に解放される装備もあるようなので、おそらくここからが育成としては本番なんだろうな。 あと戦ってるときに攻撃で別のキャラのターンにつないだときの演出が気持ちよくて、派手なスキルで繋げられるようになりたいってモチベーションになってた。 微妙なところ 難易度ノーマルで遊んでも私にはちょっとむずかしかったよ…… キャラクターへの愛着で育成をがんばるタイプなので、ストーリーの世界観だけなぞっていく感じはちょっと物足りなかったかな。 戦闘も慣れるまでが大変。 公式の解説動画とヘルプがあって読んで確認できるし、戦闘中に何が起こってるかHPバーあたりに一応書いてあるんだけど、戦闘中の処理がサクサク進むのと、文字が小さくて基本的にUIは英語表記だから理解するのに時間がかかった。 バフや回復でも行動回数が増えることに5時間くらいやるまで気づけなかった。 手札がなくなったらHPを減らして補充できるんだけど、脳筋プレイだといくらHPがあっても足りないのでちょくちょくヘルプや先人の攻略を見たほうがいいね。これは私が悪いです。 ソウルビット(手札)をあるだけ使い切らない・装備するアーツ(コンボ)は少なめにするのが大事だった。 この手のゲームやるたびにこれがスマホで遊べるのやばいな!? としきりに感動している。一人でこれ作るって頭の中どうなってるんだろう。

2023-11-06 · おいしい水

『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』クリア感想

スマホから移植されたレトロな雰囲気のミステリアドベンチャー。 「1時間で1話クリアできる」を公式みずから売りにしている。触れ込みに違わず、大作の合間にちょっと他のもの遊びたいとか、短時間でサクッとクリアしたい気分とかにぴったりだった。体験版はないけどスマホで1作目は遊べる(Appleは全部あるっぽい)。 記事内で核心的なネタバレはしないけど、ミステリなのでPVで雰囲気をみて気になるなら買いましょう。 聞き込みで情報を集め、集めた情報をセットして会話することで新しい情報を引き出せるというシステム。得られる情報の数は章ごとに決まっていて、集め終わったら推理パートに移行。これまでの情報から推理して次の章に進む……を繰り返していく。 情報のセットが総当たりになるんだけど、誰に使えるかを一覧画面で確認できるからさほど迷わずに聞き込みできるのがストレスフリーで良かった。 ただ聞けることが増えてくると、誰に聞くかは分かりやすいぶん、会話を終わらせる→情報開く→セット→もう一度話しかけるの流れがまどろっこしく感じた。選択肢が出てる画面でセットできるようになってたら楽だったかも。 作中で推理パートと言われるからそう書いたけど、実際は章のまとめとして情報を整理するだけなので、ライブ感だけでミステリを楽しむ私でもまったく詰まなかった。ここのあっさり感があるから全体的にドラマを見てるような感覚になる。 顔が分からないので、キャラで引き込むというよりは話の構成と雰囲気のあるドット絵でいい感じになってると思った。 回を追うごとに和階堂の周りの人も出てきて、もっといろいろ見たい!と思ってしまう。わたしの頭がキャラゲーに毒されててごめん。 以下各話の感想。 処刑人の楔 最後の推理が終わったあと何の迷いもなく「崖に行くか……」って言ってたのが面白かった。追い詰めた末に犯人が自供するのが崖になるのであって、犯人分かったから行くところじゃないから! 隠し神の森 1話目より演出がテレビドラマ的で良い。この事件も祖父とのつながりを感じるのが好き。ヒントもらうときに探偵社に電話して教えてもらう演出も良かった。 私の見落としかもしれないんだけど、過去に一太郎が今回と似た手口で死んでたってことを先に誰かから聞いてた描写あったっけ。回る順番が自由だから、どこかしら先に回ってれば聞けたのかな。急に和階堂がその話をしてたけど、重要な話は分かりやすく出してほしかった。 影法師の足 待望の探偵さんが出てきてうれしい。推理に直接絡んでこないぶん和階堂自身より安養寺のほうが人となりがわかるような描写が多い気がするけど、この作品に限ってはあんまり主人公に味付けても邪魔だよなとも思うし。 指切館の殺人 地図まわりのUIが一番洗練されていたと思う。どこに誰がいるかボタンを押さなくても分かるようになっていて助かった。似た情報が多くて推理のときちょっと戸惑う。 このあと別の日にちゃんと休暇とってほしい。 内容も小ネタも1〜3話まで通して遊んだ人向けのファンエピソードとして完璧だった。 3話のスタッフロールのコメントと、別の新作を作っているのを見るかぎり現時点では続編は望み薄だけど、和階堂と安養寺が協力して事件を解決する回も見てみたいな~と思ってしまった。 でも掌編だからこそ面白いシリーズな気もするし複雑! サクッと楽しめて面白かったです。

2023-10-23 · おいしい水

『ポケットモンスター スカーレット』クリア感想

ポケモンスリープを始めたら本編にも興味が出てきたので遊んだ。実にゲームボーイアドバンス以来のポケモン本編でした。最後に遊んだの何年前? オープンワールドのゲームとしてはお世辞にも操作や挙動が快適とは言えず、ふつうに遊んでてもイライラするところはある。でもポケモンの基本的な部分は面白いから遊んでしまう、ふしぎなバランスのゲームだった。 ゲーム中いたるところで記憶より楽になっているところがあり、仕様変更の歴史を調べてるだけでおなか一杯になった。 具体的には、属性相性を覚えてなくても一度戦ったことのあるポケモンならどの技が効くのか一目でわかるとか、特定のアイテムを持たせなくてもレベルがあがりやすいとか。 あとびっくりしたのは、なつき度が上がっているポケモンをバトルに出すと愛で状態異常をなおし たり、倒れるギリギリでふんばってくれる時があること。そんなことされたらパーティから外せなくなっちゃうよ~! 食事をすると狙ってるポケモンが出やすくなったりもしていて、シンボルエンカウントと合わせて初めて図鑑をぜんぶ埋めてみようと思った。ただ遊ぶ時間が長くなるほど、あとで書く仕様の粗さが気になってくる。DLC合わせでアップデートがあるようなので、まだ期待したいところ。 あとポケモンがリアルになってて本当にかわいい。見た目ではそんなに惹かれないけど、いざ野生やピクニックで動いてるところをみたらかわいいじゃん! って思うポケモンがいっぱいいた。鳥ポケモンが基本的に飛んでるのが好き。 基本的にポケモンにそこまで求めていないとはいえ、ストーリー重視でゲームを遊ぶ派としては、旅の目的がチャンピオンリーグ制覇だけじゃないところがとても新鮮だった。解像度が上がった分、ポケモンを戦わせて集めるだけじゃなくて、ポケモンのいる世界に生きている人間のドラマになりつつあるのかな~。 学校で授業みたいに会話形式でチュートリアルを受けられるのも、久しぶりに遊ぶ身としてはありがたかった。授業以外でも先生たちの教師じゃない一面も垣間見られるのが面白かった。先生の話で好きだったのはミモザかな。あんなツンデレされたら誰でもぐらっときちゃうよ。 ジムリーダーもクリア後の再戦でもうちょっと話を聞きたくなる。ライムとタイムの過去のことをもっと詳しく知りたい。 各ルートの簡単な感想。 まずネモが主人公にずっと好意的なのがびっくりしちゃった。だいたい博士の息子で有利な属性を使ってくる生意気な子のイメージだった。攻略順が自由なのに、どこのジムに行っても「いま近くにいて戦りたいから待ってて!」ってわざわざ突撃してくるのはちょっと怖かった。最後に戦うとき楽しそうだったのが本当に良かったので許しました。 ペパーは自称戦うの苦手なわりにやたら強かった。ジムが終わらないうちに最後まで進めたから、バトルで一番苦戦した。マフィティフのことが本当に大事なんだなとわかるしぐさが好き。 他のルートが良かったぶん、スター団編は具体的な話がほとんど出ずに幹部の仲が良いだけで終わっちゃった感じが微妙だったな。はぐれものでも宝物があって守りたいというのは分かるけど、発端の事件を詳しく描けないならわざわざいじめを題材にする必要はなかった気がする。 エリアゼロは外とはいるポケモンも見た感じも雰囲気が違って、友達も一緒にいるという冒険感が一番強くて楽しかった。王道だけど一番好きな展開でした。 ストーリークリアするまでは面白かったんだけど、そのあと少しやりこもうとすると粗いところが目につくのが残念。どうしても改善してほしいところだけ書く。 まず処理落ちが気になる。 Switchだしポケモンがたくさんいるからしょうがない部分もあるとはいえ、竹林と湖は歩いてるだけでもフリーズするかもって緊張するときが多い。あまごい使わないでほしい。 地図が使いづらい。 エリアが広めだから、全体図ではもう1段階くらいは縮小したい。自分の向いている方向を表示してほしい。目的地以外のマーキング機能が欲しい。ミニマップは街中で店のアイコンを表示してほしい。そして店のアイコンで何が売ってるか一目でわかるようにしてほしい。視点に合わせてぐるぐる回らないでほしい。 (※遊んでる途中でv2.1.0が来て改善) 図鑑が使いづらい。 方向キー長押しだけで目当てのポケモンを探すのが大変だった。ページ送りと検索が欲しい。分布図が使い物にならない。せめてどのエリアなのか文字で示してほしい。昔でも現在地は表示されてた気がするのに、それがないから地図でなんとなくこのへんかな!? をやる必要があるのは手間。 言い出すときりがないくらい不満点は多かったけど、それを上回る勢いでポケモンとキャラが魅力的で、シンボルエンカウントで見たことのないポケモンを追いかけるのが楽しかったので、総合的に見るとポケモンのゲームとしては面白かったって言いたくなるのが本当に謎。 ほかのシリーズもやってみたくなった。 ポケモンの可愛さを味わいたいあまり、今年始まったアニメシリーズも見て最新話まで追いついてしまった。ピカチュウがサトシのとは別の感じで頼もしくて好きです。

2023-10-18 · おいしい水

『Wylde Flowers』メインストーリークリア感想

アドベンチャーと農場経営が同居しているゲーム。 主人公(ターラ)のキャラクターがしっかり設定されていて、都会で婚約を破棄されたのを機に祖母の住む島に引っ越してくるところから話が始まる。農家であると同時に魔女という夢のようなストーリー。 基本的には住民から依頼を受けて指定された材料を集め、完了したらストーリーが進んでいく。タスクをこなしながら昼は町民と親睦をふかめながら農業をして、夜は魔女として別のタスクをこなしていく感じ。 元がApple Arcadeのゲームだからそこまでボリュームがないのかなと思ってたら、メインストーリーが終わるまでたっぷり90時間以上かかりました。そのあともまだ小さなイベントがあるみたい。 牧場物語系のゲームじたい遊ぶのが久しぶりで、DSの『牧場物語 キミと育つ島』以来だったので農業を自動化できることにカルチャーショックを覚えました。鉱山で地味に鉱石をぶっ叩くのが好きです。 あるイベントが好きだったので、悩んだ末に肉屋のキムと結婚しました。 好きなところ 基本的におだやかなストーリー このゲームの目玉なので詳しくは触れないけど、これからどうなっちゃうの!? って思いながら農作業してた。農業のタスクが一段落したと思ったら今度は魔女会で話が進んで〜の繰り返しでずっとワクワクが維持できた。後半はまじでおしまいだ……と思う部分もあったんだけど、基本的には凶悪な人はいないし、平和に戻ることをみんな信じてて裏切られないので安心して過ごせた。町民たちから使い物にならない扱いされてる町長でさえ、同じ島に住んでる父親との微妙な距離感がうかがえて人間的には憎みきれない。いろいろなルーツを持つ人が集まっていて会話も軽妙なので毎日話しかけるのが楽しみだった。 キャラクターの生きてる人間っぽさ 会話のパターンがものすごく多い。イベント後は特にそれに関する話が聞けるので愛着がわいた。 歩きかたが人によって違ったり、自分が近づく前しかやらない動きがあるのも面白い。鏡で身だしなみを確認してるとか、店のカウンターを掃除するとか。 町民の年齢層の幅が広くて家族で住んでる人が多いのもよかった。お年寄りから小さい子どもまでいる。 良くも悪くもそれぞれ人間関係やものの好き嫌いがはっきりしているところも好き。アレルギー疾患持ちとまで明かされてるゲームのキャラクターはなかなかいないよね。それぞれの悩みを会話やイベントで垣間見れるのが良かった。 ゲームの説明を見るとわかるとおりLGBTQ+フレンドリーなゲームなんだけど、好き嫌いなどと同列にふつうにあるものとして受け入れられている描き方に好感がもてた。 難易度やさしめ 上に書いた通りやることはだいたい決まっていて後から確認もできるので迷いにくい。町が小さいので方向音痴にも安心。時間の早さを「のんびり」「普通」「ハード」の三段階から選べる ので店探してたら一日終わってたということはない。大体のことは魔法で楽できるようになる。住民との好感度がとてもあがりやすい。 どのくらい上がりやすいかというと、プレゼントをしなくても、1日1回会話してるだけで終盤には恋仲になれるくらい。イベント当日のリマインダーもあるのでぼんやり遊べる。あとめずらしいのは、季節が変わるタイミングを自分で決められること。忘れてて作物が枯れることがほぼないのはありがたかった。 微妙なところ 序盤はやれることが少ない 当たり前っちゃ当たり前なんだけど、このゲームだとエリアや施設を開拓するイベントが起こるタイミングが経過日数で決まるみたいなので、イベントが起こるまではちょっとやきもきすることもあった。施設の解放が一通り終わる夏からが本番な感じ。 公式チートなアイテムがある フィッシュフィンガーというアイテム。攻略を調べても金策の最効率がこれ一択になるのはなんか面白くない。作業感が増しそうなのが嫌で私はとりあえず禁輸した(設定で使わないように変えられる)。恋愛・結婚要素があるので周回するには便利かなと思う。なので要は使い方ですね。 土がたりない 必要数に対して土を作るための雑草が手に入りにくい。他の材料は後から代替品が手に入って緩和されるからなおさら渋く感じる。あまりに渋いので攻略を調べた結果、雑草は木や石をすべて伐採したうえで、ぜんぶ取りきらずにひとつ残すと増えやすい気がした。 住民たちにかなり愛着がわいてしまってフェアヘブン(島の名前)ロスになりそう。ずっと彼らの生活を見ていたいしタスクに奔走したい、イベントをすべて見たい、でもやり切っちゃうのが惜しい……そんなゲームでした。まだ小さいアプデは続いていて、どの機種でも同じ日に更新されるようなのでこれからも楽しみ。

2023-09-01 · おいしい水

『リングフィットアドベンチャー』クリア感想

1周目完走するまで続けられた~~~!! アドベンチャーログイン144日、Lv202、運動時間39時間30分でクリア。 始めた日だけ考えたら8ヶ月くらい。やるやらないにムラがありながらも続けられたのは、ゲームらしさが強かったおかげだと思います。 クリアしたのでいつも通りゲームとしての感想です。 ストーリーはシンプル ひたすら逃がしてしまったドラゴを追いかけていくシンプルな話で、登場人物も最小限。でも、中ボスに勝って失った能力を取り戻したり、試練を乗り越えるために仲間が増えたり、中盤でドラゴの力が強くなってきて雰囲気がガラッと変わったり、古き良き王道なRPGのツボを押さえていて好き。主人公が無口なのも昔ながらのRPGっぽくていい。 疲れてるときに難しい用語で会話されてもたぶん聞き流しちゃうので、風味付けくらいでちょうどいいかなって感じ。 常にポジティブ 運動中にリングくんが常にポジティブな言葉をかけてくれるおかげで多少きつくても頑張れてしまう。たとえばギミックが長く続くと「休みながらでもいいよ」「あともうちょっと!」と声かけしてくれる。優しすぎてもはや怖い。 バトルだけでなく道中のギミックにも緩急があって、キツいところを抜けると褒めてくれるので頑張りがいがある。疲れてきたタイミングで経験値コインが流れてきて、にんじん下げられた馬のように頑張ってしまう。リングくんは飴と鞭の使い方がうまい。 彼に限らず、どこかのワールドで子どもが主人公とのゲーム対決で負けたときも、ムキにならずに相手の良いプレーを褒めてたのが印象的だった。逆に大人は、がんばりすぎるあまり感情に振り回されて闇にのまれたり、頼まれごとをさぼりたくて主人公に取引持ちかけたりとお疲れな人が多い。大人にはリングくんの前向きさが沁みるんだよね~~ 「ちょっとだけやろうかな」にやさしい アドベンチャーやれるほど時間ないなって時でもカスタムでさくっとやれるし、もっと短いチャレンジ系、リズムゲーム、ミニゲーム1回(2分くらい)があるのが続けやすかった。あとおすすめパックが本当にありがたい。 過去にいろいろな運動アプリや動画を試してて、きついのが分かってるのに今日やることを選ばなきゃいけないのが本当におっくうだったので、ざっくりした気分くらいでやることを決められるのがマジで良かった。 改善してほしいところもある しいて言えば、アドベンチャーモードのスクワットで動くジャンプ台とバネのやつは、どうしても視覚に引っ張られて勢いよく膝を伸ばしたくなるのがちょっと困ったかな。 ゆっくりって言われるけど飛びたくなるんだよ! あれをやるたびに、昔WiiFitの綱渡りゲームを遊んでいて、邪魔してくるやつを避けるとき屈伸しないといけないのに、ボードの上で咄嗟にジャンプしちゃって記録がつかなかったことを毎回思い出す。ジャンプするとエラーになって中断されちゃうんだよね。遊んだことがない人はぜひ調べてみてほしい。あれをバランスWiiボードの上でやったら飛ぶぞ。 あとは、同じグレードのスキルでも習得時期によって攻撃力の差が大きいのは少し気になった。バンザイスクワットがきついわりに弱くない!? 友人曰く、2周目クリアしたら差が埋まるとのことなので気長にがんばります。 からだの変化はかなりあった 最終的にこんな感じで遊んでた。 実働15~20分 一日一部位で固める 筋トレ系スキル中心 あし・はら多め 100日経ったときの記事も参照。 あらためて書き出してみるとこんな感じ。 ベルト穴の一番端にしか通らなかったウエストが3番目まで詰められるようになった 埋もれてた鎖骨・肩甲骨・くるぶし・手足の血管がはっきり見えるようになった 太ももが細くなった ふくらはぎが明らかにたくましくなった 体重としてはそこまで変わっていないのに、体型がシュッとすると服を買うときも鏡に写る自分が怖くなくなるんだね。 さらに、いつも夏場は上着がないと冷房に耐えられなかったのに、半袖のままでも平気で過ごせるようになった。体温が上がったのかな。 ちょっと困るのは汗腺が完全に復活して汗をかきやすくなったことです。うーん健康的。 上の記事で書いた継続のモチベーションは、ストーリーがついてたら読み進めたくなる という個人的なゲームを遊ぶ動機に加えて、数多のブログ記事・実況動画など他の人の感想を読みあさって、なんとかswitchの電源入れるまでのテンションを上げた。起動しちゃえばこっちのものだし。 多少体力がついても、というかたとえゲームでも、習慣として続けるってむずかしい。 身体を動かすと何もしないよりは気持ちいい! と思えるようになったので、これからもゆるーく続けていこうと思います。

2023-08-23 · おいしい水

『When The Past Was Around 過去といた頃』感想

前からちょっと気になってたところに、『A Space for the Unbound 心に咲く花』(クリア感想はこちら)で主人公がゲスト出演していたのでついに買った。 ポイントクリック、ステージ型の脱出ゲームにストーリーがついてる感じのゲーム。謎解きが下手でも1日でサクッと遊べて楽しかった。テーマ曲が頭から離れない。絵が好みなら買おう。 ゲストで出てたときは普通にしゃべっていたけど、本編は誰もしゃべらず謎解きでちょっと文字が出てくるくらいなので、イラストとコミックっぽい描写で話を想像しながら進めていく感じ。感触が『Florence』に似ている。 詰まる箇所がほとんどないのでヒント表示も調べられる場所が表示される簡単なものだった。 しいて言えばコントローラーよりマウスやタッチ操作のがやりやすそう。 ネタバレを含みます 大切な人が死んでしまってバイオリンを弾けなくなってたのを、彼との記憶をひとつひとつ思い出して前を向いていく話だったのかな。 4章のクッキーを食べるところで、最後の1枚を半分ずつ分けるんだけど、もう半分いる?って彼が差し出してるところが優しさを感じさせて好きだった。(あそこの飲み物淹れるところだけ判定がむずかしくないか?) あとキャンプで曲を書き上げてから二人で演奏するとき、最初ちょっとぎこちない顔をしていたのにだんだん穏やかな顔になっていたところがよかった。 彼の病気がわかってから、あちこち追いかけるときに何回も彼がいた場所に石が置かれるのがすごく切ない。 最後のシーン見て思ったのは、彼を閉じ込めていた鳥かごはエダの後悔や忘れなきゃって気持ちだったのかもってこと。つらい気持ちにがんじがらめになってても優しい記憶が手を伸ばしてきてエダを救ってくれた。 本筋に関係ないけど、適当にクリックするとものに応じた音がするのがかわいくて好き。 やさしい気持ちになれるゲームでした。

2023-07-23 · おいしい水

『逆転裁判 蘇る逆転』クリア感想

『逆転裁判 成歩堂コレクション123HD』の3分の1。 実は2周目。旧スマホ版で2まではやったことがある。それもだいぶ前で3をやる前に消えてしまったのでswitchで買いなおした次第。 真実が明らかになっていく過程が好きなだけで謎解きに関しては完全にポンコツなため、トリックがどうって話は他の人にまかせます。オカルトが普通にあってとんでもないことだけは分かる。 探索パートに虫めがねカーソルがついたおかげで、証拠探しがとても楽になった。既に探したところにはチェックマークもつくのも便利。 スマホで遊んだとき手当たり次第に画面連打してた記憶があるんだけど気のせい? 発売当時の小さい画面用のをそのまま引き伸ばしたのか記憶より色がとても鮮やかで戸惑った。大きな画面で遊ぶとちょっと眩しい。絵の印象も変わるね。 欲をいえばオートとバックログが欲しかった。 証拠選ぶときの緊張感が薄くなるから意図的になくしてるのかもしれない。 やっぱり裁判パートの掛け合いが好き。 ナルホドが間違った証拠をつきつけたときの質問と掛けた皮肉や、他の人の口ぐせが移っちゃうのが楽しい。 尋問で証言の矛盾を指摘すると見せかけて指摘できるところがなく、ゆさぶるだけで進むところがあるのは毎回とまどう。 ナルホドはなりたてホヤホヤ弁護士なのに、チヒロの主義をきちんと受け継いで依頼人を信じるところがすごくかっこよかった。 追い詰められてる状況でも自信満々にハッタリを思いついて、逆転無罪にまで持っていけてしまう頭の回転の速さがうらやましい。御剣とは違うタイプの天才。 初見と同じく御剣がやっぱり好き。一人で抱え込もうとするタイプにとても弱い。 最初からナルホドと知り合いで、ワケアリな雰囲気があるせいか、手段を選ばないといってもあんまり危険な感じはしないよね(実際やってないし)。 できるライバルのわりに証人に振り回されてぐぬぬ……ってなってるところも好き。 〇〇〇はいずれ御剣も手段を選ばなくなるだろうっていってたけど、それぞれ別の立場にいるナルホドとイトノコがいる時点で暴走する前に止められると思う。人間関係のバランスがすごいね。好きだ…… 昔の話が出たときに計算したら、作中では現在が2016年の設定だったのが今から考えるとちょっとびっくり。 それを言い始めると警察のガバ捜査など諸々をツッコまないといけなくなるからそこまで気にしないことにした。 移植版の追加エピソードだけ他の3倍くらい長いことも始めてから思い出した。いやあ本当に長かった。 忘れないうちに2も遊びます。

2023-05-19 · おいしい水