『推しが武道館行ってくれたら死ぬ』を読んだ

部屋の整理してたら1巻出てきて続きが読みたくなったので買いました。
アイドルとオタクのすれ違い百合ラブコメ。
とはいえお互いに身分をわきまえたうえでの両片思いっなので安心! ここ芸能人もので一番大事なところです!

最初これ百合かな〜? と思ってたけど、舞菜は好きな人に対して口下手なだけで、えりぴよのことを真剣に考えてるところがよい。

着てるもの特定して同じブランドの服を買うのをお互いにやっていたりする。本来関わりすぎるのはよくない仕事だから許されるけど二人とも好きすぎて重い

個人じゃなくてアイドルとして応援してくれるから、アイドルでいられるってことをずっと守っているのが好き。
舞菜の「会いに来てくれないと私はえりぴよさんに会えない」って独白で最高になったし、「冬まで好きでいてくれると思っちゃった」って全力でえりぴよの発する好きを受け止めて、推してくれる未来も信じている舞菜がとてもかわいい。いじらしい。応援したい。

ChamJam(作中の地下アイドルグループ)のメンバーの掘り下げや人気が出てきて環境が変わったり、オタクの悲喜こもごもも描かれているのでアイドルものとしても面白い。
よくつるんでるオタクたちとえりぴよの、推しメンも推しの立場も、推すスタンスも違ってて、お互い推しのことしか考えてなくてドライにツッコミあってる感じが好き。言葉選びがほどよくオタクなのよ
基のいう「正しいオタクでいないといけないのにガチ恋だからファンが増えることを喜べない」って焦りが分かりすぎて苦しかった。 

またアニメ見直したくなっちゃったな〜