『Not Exactly A Hero』感想(スマホ)

感想書いたつもりになってた第2弾 9月の頭にクリアしていた
『アンダーワールドオフィス』と同じところが作ったビジュアルノベルゲーム
そのときの感想はこちら
ヒーローが所属する組織のそこそこ治安の悪い街の支部で現場の後方支援をする主人公・ライリーの話
ストアの説明だと一般人って書かれてたけど、一応組織の人だからまったくヒーローでないわけではないような
でも身分がばれてはいけない決まりだから表向き一般人って地味さがこの作品のポイントだと思う
今回もチケット制の基本無料版と有料買い切り版があって私は買い切り版で遊びました
チケット制は選択肢で消費するので結構ちまちま読む感じだけど1周が短めなので買い切り版おすすめ
まずシステム
キャラ個別の好感度と主人公の精神状態によってルートが決まる 選択肢によってアチーブメントもある
前作と比べて分岐の要素が分かりやすくなったのと、読み返しが章のなかのシーンごとに分かれたのが好感触
アチーブメントも一枚絵だけだったのがフレーバーテキストが入るようになっていてちょっと嬉しい
つづきからストーリーと各ルートのネタバレ


3周目までは最初の始まり方が変わるのがびっくりした
どの始まり方でもメンテナーズシステムの初回起動時のニュースで触れられていてニヤニヤできるのが好き
フレアとチーフが本名で呼び合ってるのが旧知の仲って感じでかわいい
ドライバーとオーナーが仲良くなると名前教えてくれるのいいよね

ドライバー

現実を見ながらも前向きに生きようとしていてなんか憎めないキャラだった
悪い事してますけどね この街の政策はどうなってるんだ
Aで彼女に手を差し伸べるライリーは間違いなくヒーロー 甘い食べ物が好きなのね
Bで組織やめて一緒にドライバーになる 対になってるのがよい
アチーブメントの親戚の話が好き

オーナー

現実を見るあまりかなり悲観的な人
この人だけAとBの雰囲気が逆なのは黒幕だからかな 特に予想して読んでたわけじゃなかったからこの人が黒幕とは考えもしなかった 初回と2周目以降で一番味が変わる人
Aは勧誘を受けて組織に属しながらSMAKS入り、分岐の中でもオーナーBが一番好きかもしれない 活動の邪魔になるから消したのに結果的にSMAKSの活動が鳴りを潜めたのは彼の中に後悔みたいな気持ちが残ってるってことで、肉を切らせて骨を断つ感じたまらん でも犠牲の上なので手放しで喜べることでもない こういうの好き 好きです
Bのアチーブメントだったかクリスのほうだったか忘れたけど
クリスがライリーのこと内心認めてたっぽいこと言ってるのがよけいに悲しくなる 生きてるうちに言って

クリス

プライド高いけど警察署のとこで多少でも突き放すと死んでしまうし、助けてもメンタル弱って薬と酒でボロボロになるめんどくさかわいい男
Case5でライリーと協力して現状を打破しようとがんばるのが良い
Aの親友になった距離感がかわいい ニコイチ(古い)
家燃えたから転がり込んで同棲ってBLの導入みたいなんだけどその後の話もいつか聞かせてほしい
フレアに助けてもらったときのスチルが好き 頼もしい
Bだとフレアがいなくなって弱虫なりにヒーロー目指すことになるのね

チーフ

アイスコーヒーのくだりだけはちょっと理不尽だと思います
フレアとは以前ゴッサムシティでも同僚だったらしいのが気になる
ヒーローも関係していることとはいえわざわざ動画よこしてフォローしてくる信頼関係が端的にやばい
仕事できるから言われないだけでかなり誤解されてそうな人
Aルートでバイク乗るとこが一番熱かった
下剋上じゃないけど上司納得させるのにルールの範囲内で解釈を変えるところやフレアにチーフが効くのを分かっててが柔軟でかっこいい
バイク起動させるシーンがニトロメタンブースターやクリスAのラボに出入りして交互に改造してた~のくだりにつながってるのも熱い
チーフだけはどのルートでも生き残るんだけどフレアのいる組織をよく知ってるのはチーフなわけで、Bや他のルートで改編せざるを得なくなったときの心情を思うとつらい

名無しルート

これだけスチルなし チーフ以外全員死ぬ
パーツ1と2のことを心から頼りにしていたわけではないと思うけどいざいなくなると……みたいな
どの分岐もライリーがヒーローらしくなっていて好き 個人的には前作より好みでした
最近どうも治安の悪い作品が好きらしい
次回作も楽しみです
『アンダーワールドオフィス』のチャーリーのスピンオフ出すらしいけどいつになるんだろう