mirage Chapter3「血の道」

1回読んで充実したので更新当日に二回目が読めなかったが感想として落とし込むには何も覚えてないくらい見入っていた
王道の真ん中をいくストーリー展開をありがとう! 好き!

前回の事件を材料にして復活した聖血競技場の唯一の勝者が次の挑戦者に心構えを教えるとか、なんだかんだ第二のレイザーになって自由になっちゃうところとかが本当に好き
っていうか、3-3で勝つことしか考えてないルーンに触発されて勝てるかもしれないって希望を見出すサンチがアツすぎて拍手した

サンチの株が上がりすぎている……
決していい人ではないけど捕まってもルーンのことを裏切らないし言いたいこと分かってるし、その信頼がルーンの「背中を預ける」に出ていると思うんだ 面倒見はいいほうなのかも

開戦したところでストーリーパートを一旦切って、次のステージをバトルステージ2連続にしてあるのも最高
なんか久しぶりに自分でキャラクターを動かせるゲーム的興奮を味わった気がする
バトルパートもキャラ縛りかつ芯がある敵だったので嬉しいかぎり
サンチが2スキルで挑発+回避つくの本当にらしくてよい
防御力アップじゃなくて回避なところがツボ
続いて3-6で息ぴったりで戦ってるところ本当に大好き

全部倒してから諦めてないデヴィアスの最後のあがきで鎖が巻き取られて巨大サソリ戦なのもRPGのボス戦って感じで好きだった
王道ってやっぱり熱くて面白いんだよ~

今回いつにもまして良いしか言ってないけど許してほしい

一難去ってまた一難という言葉がぴったり合う章だった
だって自由になったところでカブが上から乱入してくるとは誰も思わないじゃん……
幕間でレイに「さっき知り合いを見かけたような気がした」って話を聞いたからなおさら 私はカブが観察者だと思って見ているんだ

召喚された魔物で誰か死ぬかもしれない、サンチが噛まれて死んだらどうするんだ! と思ったりもしてたので杞憂で本当に良かったです
まあ競技場にいた他の罪人はまるっと死んでるかもしれないんだけどそれを言ったらこのゲームはキリがないから考えないことにする
カブは教派と何してたんだろう

レイザーもまあいつも通りよく分かんないことが分かった感じ
ダイアナが教父って呼ぶ「いい子だ……」モードのときだけ一人称が俺だしダイアナのことをお前と呼ぶし、人間やめた発言といいこんな序盤から盛りに盛ってて大丈夫かな
現在の要素だけでてんこもりなのに昔は奴隷だったとか多分ウィリアムを殺したのがこの人だろうとか レイザーは一体いくつなの?

最後
サーカスパートは穏やかでいいよねえ みんな可愛い
半兵衛の父の代から知ってるポジは見るたびにほんといいなと思う
ニョイの扱い方見るに仲良しなのが垣間見えて好き
Sdoricaの家族はどうしてこう血がつながってないほうが上手くいくんだろう

そんでもってそこまでの前向きな空気に容赦なく水を差していくエリオと、支えたいがゆえに手を差し伸べてしまうソフィーが悲しい
明らかに訳ありだし踏み込まずにいることもできたはずなのに助けずにはいられないのがソフィーなんだよね 好きならなおさら
でも同情ではないとはっきり伝えたのはきっと、彼女も父親のことでおなじように思われてたことがあったからだと思うんですよ
こうなると何も言わずに出て行ったって形で拒絶されたことがよけいに悲しい

だけどエリオも(mirage始まってから何回も言っている気がするけど)たぶんセオドアと会話した後から母のことを考えてなのか余裕がない
「……今の僕は、そんなに救いを必要としているように見えるほど悲惨?」なんて言葉、これまでの環境にいたら絶対に言わなかったはず と思うと告白に答えるどころではないのも分かるから早く救われてちゃんと向き合ってほしいなあ
この先偶然会えることがあるのかな……

今回ほんとに盛り上がるところしかなくてドキドキしっぱなしだった
最近スキルも含めて加速度的に演出がド派手になっているので毎週の更新が楽しみ
次回はソフィーのキャラスト! 楽しみだ~

おまけ:レイの会話