想像してたよりはるかに優しくすっきりした読後感だったので安心した
もっと血で血を洗うことになるのを予想してたよ いい最終回だった……
話の筋は奇をてらわないところがこの作品の好きなところだ
終章あるかな~と思ってたら先の予告通りmirageはこれで終わりですね
叶わない夢と未来への希望の話だった
毎回思うのは、これだけキャラがいて副題に集約される語り方と次回への引きが上手いな~ってこと
続き早く読みたいけどレイが恐いのでもう会いたくない
ゾラはここで完全に憎しみを爆発させてきた
私たちはセオドアが直に手をかけたことを知っているので、学院をぶっ壊すまでやるには動機が弱いように思えた
でもきっと息子はのうのうと生きてるのになんでシェリーは守らなかったんだ! 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い! みたいな感じなのかも
長い間怒ってるとそうなりがちなところあるよね~
アンジェ曰くまだ生きてるそうなので今度はエリオ本人とセオドアを相手取ってバトルしてほしい 敵ながら報われてほしい
そうなったら太陽王国が今度こそ倒れてもおかしくないからダメか……
ゾラ戦は劣勢強いられてからの連係プレイで勝利って流れが少年漫画を見てる気持ちになった
「私はルールに縛られない狂気のジョーカー」のリズム感が好き
ていうかゾラが学院に来たのはとても強い人揃いの教派ですらセオドアの居場所が分かってないことの証左でもある
セオドアとカレンも3部で出てきてほしい
エリオの王姓もはく奪されたし舞台整ってきてると思うんだけどなあ
さて
結局モリスは相棒のために身を賭して、シエルも次世代に未来を託して去りましたね
モリスはすでに死んでたから覚悟してたけどシエルのとこは完全に油断してて状況を飲み込むのに時間がかかった
マナが乱れてモリスとエリオが分離されたときに、完全に離されるくらいだからシエル自身も安定しなくなってたのか、単純に助けるとき自身の中にあったマナを使い切ってしまったのか
外部からのマナ供給を止めたのに内部にあったマナで動き続けてた2世くんのことを考えると、シエルはフクロウ号からマナを流して禁書倉庫の再建が終わるまでは強引に延命してたとも思える
こじつけくさくなってきたけど、バルザックの遺産のフィリスもそうやって生きながらえていたのかもしれない
でも摘んじゃったから……
本の虫って言われてたのがここで役立ってくるとは思わなかった
結局シエルの体が若いままだった理由だけはよく分からなかったなあ
ていうか、せっかくエリオと正式に親子になれたのに次はないんだなってのがじわじわ悲しい
羽ペンのシーンは読み返したときのがつらかった
急いでいくのかって聞いたあたりシエルは自分がもう長くないこと気付いてたんだろうな
一緒に研究したいって言われてちょっとためらうのも
一生かけてマナを研究してた人たちが死んでマナに還っていくのすごくいい
私はオースタを応援していたので、蘇生が成功して報われてよかったねという気持ちと、30年近く費やして結局こうなっちゃうのかって残念な気持ちとで振り子になっている
モリスは昔から飴と鞭が上手すぎる こんなの誰でもオースタみたいになっちゃうでしょ
人間がやったことのない転生秘法を独学で発動させようが、結局ずっと研究者として対等な目線でいられて、あまつさえ相棒とまで呼べちゃうのは最期までシエルだけだった
そこは全然入る隙なかったね またすぐいなくなっちゃうし
これから学派の研究を引き継いで補講をたっぷり受けることになると思うから、オースタが納得してるなら私はOKです!
やっと前を向けそうで本当によかった エリオも含めて学院の人たちみんな
……本当にこれで水着イベントはじまっちゃうんですか!?