『フォーゴットン・アン』(Switch)感想


3月のセールの時に買ってたんだけどなんとなく触ってなかったゲーム
アクションパズルとアドベンチャーって感じ
意外に道なりに進んでいくだけじゃなくて物語上の選択肢が多い
人間に忘れられたモノたちが暮らす世界って舞台が気になったので買った
アニメをそのまま操作できてイベントとシームレスにつながってる感じがとても好き
以下ネタバレ
これムービーじゃなくて操作中なんだよ


ストーリーもフィグと出会ってから加速度的に引き込まれた
序盤に選んだことが後から効いてきて面白くなってくる感じは癖になる
出てくる物たちがみんな愛嬌があって、通りがかりに住人たちが話してるの聞けたりするのが楽しい
ただ誤算だったのは、アンや作品紹介の見た目から受ける印象と実際の性格がかけ離れてたこと
アンはフォゴットン・ランドの中でトップに近い力を持ってて、逆らうモノは簡単に殺せちゃう、それで操作開始5分くらいでよく分かってないうちに1人殺すし、他のモノにもすごい高圧的だしで感情移入できなかった
住人にめちゃくちゃ嫌われてることが分かって来てからは悪女プレイができてある意味楽しい
フィグの暴露で一転して心変わりする過程で代償というべきか、いろいろ失っていくのでそこからがほんとに好きだった 前はボンクの近くにいたから知ってたのかな……
ジンクスが落ち込んでたアンを助けて、立場で分けない世界がいいって話すシーンとか、最初の列車で出会ったブランケットがアンの自己に関わるモノだったとか、バルブがマントを脱いで、言外にアルカに関心があった理由が分かるとか とにかく終盤に進めてきたことを報われる感じが好き
それでも結構すべてのアクションがもっさりしてたのが個人的には我慢できなかったので周回はもうしないと思う 好きなシーン見るくらいで

でも結局ゲートの開放と要石の復活、どちらを選んでもボンクのことは説得できずじまいだったのが悲しい
最初から最後まで見た目とのギャップが苦しいゲームだった 面白いんだけど
今からでも最後くらいハッピーにしてくれ
和解は無理でもフォゴットンランドに残ってフィグ達と元気にやってほしかったなあ
ちょっと両ルートについてはもう少し考えたい