スピンオフの『Rising』を遊んで続きが気になったので予約購入したものの、アップデートを待ったほうがいいとのウワサを聞いて最近まで寝かせていた。幻想水滸伝は遊んだことがない人の感想です。
正直言って、粗だらけのゲームだった。ただSwitch版でも言われるほどエラー落ちはしない。長時間プレイ中のままスリープさせる人は落ちやすいかも。
クリアを待たずに投げ出したくなるほどひどくはないし、面白いと思える部分もちゃんとあった。
まず、仲間集めと拠点がにぎわっていく感じはすごく楽しい。スキルツリーみたいなもので拠点を広げていくと見た目や音楽が豪華になって、ちゃんと城下町らしくなっていくのは達成感がある。
戦闘に連れていける仲間だけでも70人くらいいるにもかかわらず、誰を連れて行ったとしてもストーリー進行中にボイス付きで喋ってくれることがあるのは画期的だった。好きなキャラを連れまわす甲斐がある。
ダンジョン内の目的地までの道以外にも分岐があって、たいてい宝箱がある期待を裏切らないところも好き。このゲームは最初からマップが全部出るタイプだけど、隅々まで見ておきたい派だから何かおいてあると嬉しくなっちゃう。
あと、一騎打ちでしかけたあとの演出はHD-2Dみたいでリッチだったのでもっと見たかったな。最後の演出だけで出来の悪さをすこし許せちゃうほど。
ただ、演出がいいと思うほど話の薄さが気になってしょうがなかった。
主人公たちが同盟軍として帝国と戦う動機がいまいち深堀りされないまま「憎き帝国を絶対に倒す!」になってしまっていて、プレイヤーとしては最後までまったく気持ちが乗らなかった。ノアは特に、お人よしの一点だけで領主に頼まれるまま同盟軍のリーダーをやってて、成長してる感じがないのに協力者が増えていく。戦争になっているわりにはモブ以外の人的被害がほとんどないから深刻さに欠ける。
そのくせ、仲間集めに必須のサブイベントのひとつをホビーアニメ仕立てにしたせいで、メインの戦争やってるときよりもベーゴマやってるときのほうが前のめりに見えるのが本当によくなかった。セイよりリードのがライバルらしく見えたよ。
あと、Rising遊んでニューネヴァーの発展した姿がまた見られるんだろうと思っていたので、まったく訪れる機会がなかったのは悲しかった。前日譚とは一体……?
だけどまたCJたちに会うためにがんばれたから、Risingは遊んでよかったなと思う。
システムまわりについては、もはや不満なところ挙げたら本当にキリがないので割愛するけど、テレポートが使えるころにはだいたい慣れてしまった。
それでも最後まで気になったのは、道中でルーンを拾ってもメニューからは装備ができないこと。
道中レベルが上がってルーンの装備枠が増えようが、宝箱から強そうなルーンが出てこようが、ボスに勝ってつぎの町に着くまでは一切変更できない。しかもこのゲーム、持ち物の容量に上限があるので使えるのか分からないものが場所をとる。なんなんだ。新しいダンジョンで装備を更新するのがRPGの楽しいところなのに!
全体的になんだかな~って仕様が多いゲームではあったけど、まだやれていない他のRPGや幻想水滸伝1・2リマスターを遊びたい! という気持ちはとても強くなったので良しとします。