『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』クリア感想

カイロソフトのゲームは面白いという評判を聞いていて気にはなっていたものの種類がありすぎて何から手をつけていいのかさっぱりわからず、今回満を持してドラえもんのドット絵に惹かれて買った。区切りらしい1年目が終わったのでまとめます。

初めてのカイロソフト、かつ藤子・F・不二夫先生の作品はドラえもん以外ぜんぜん知らない人間の感想です。

お店経営シミュレーション。客の満足度をあげて儲けるためにいろいろやっていく感じ。

  • 食材を集めて新しい商品をつくる
  • 売ったお金で敷地内に座席や新しい施設を建ててお客の満足度を上げる
  • 既にあるメニューの完成度をあげてコンテストに出る
  • 客候補の好むメニューを作って招待する

そのあいだに、評判を聞きつけた人からの依頼や客からの要望をかなえるなど、イベントが挟まってきてとにかくやることが多い。何かに手を付けてる間に別のことが始まってあれもこれも、とやってるうちに気が付くと寝る時間を超えて余裕で数時間経っている。おそろしいゲーム。

日中ゲームをしていない時間もいろいろ考えてしまうほどのめり込んでしまって、危うくどら焼き屋を本業にしそうになった。

出された条件を基にランクが上がって敷地が広がるんだけど、どら焼き以外の和菓子を作るのはまだしも、だんだん別の施設を乱立させていくようになり、コロッケ屋とスキー場と空港と宿泊所と巨大なロボット数体を室外に建てることになってくる。私はいま何屋さんなんだろうと思ってしまった。和菓子屋というかもはや店を核としたおおきな街を作っていたのかもしれない。

チュートリアルがさっぱりしていてはじめのうちは分からないことだらけだった。やっていくうちにこういうことかな?ってわかっていく手探り感が楽しい。

施設の雰囲気とか魅力のあげ方とか、セオリーが分かっていればもっといい感じに稼げそうなのに! ってもどかしさが途中から出てきたので、ハイスコア狙いの効率的なプレイもやってみたいかも。営業時間が無限に続く感じだから、敷地が広がるほど客も増えて大々的な改装はしづらい印象だった。視点が俯瞰で固定なのもあって、テレビにつなげて遊んでても何を置いたのかあんまり見えないんだよね。

基本的に雰囲気ごとに装飾と座席を敷き詰めればいいみたい。それでも物のあいだに1マスは通路が必要という縛りがあってどう置けばいいか試していくのが面白かった。

知らないなりに原作の小ネタがたくさんあるんだろうなというのは伝わってきた。

客にアイテムを渡すと満足度が底上げされるんだけど、加えてイベントが起こるものがある。知らなくても一覧で特殊な何かがあるのはわかるようになってるとはいえ、知ってたらかなりニヤニヤできる要素だろうなと思った。キテレツに大百科をわたすとコロ助が出てくるとか。

特にドラえもんは主役だけあって劇場版のキャラもたくさんいて、食材探しの敵や客として出てきてるみたいだった。出会うきっかけが設置アイテムだったりしてわくわくする。ほとんど見たことなかったけど見てみたくなりました。満月親子とピー助が気になった。

こんなのめりこんで遊んだのは久しぶりだったので大満足でした。