時系列
1話
「競技場から自力で抜け出してきたんだぜ。追っ手も返り討ちにしてな」
すでにあの子とあっている、
「俺の蜃気楼」(このあと優勝して解放された?)
2話
1話の1年前。元農民、太陽王国の民兵として砂漠へ。
3話
砂漠の伏兵に襲われて囚われ、闘技場へ
隊長と同僚に裏切られる
4話
競技場から脱走。
1話で噂されていた「追っ手を返り討ちにして〜」はこの辺の話だと思われる
5話
競技場で勝利したあと。太陽王国と戦う兵士の招集に姿を現す
よって話の流れは 2話>3話>4話>1話>5話
堂々と道を歩くためとはいえ、せっかく脱出した闘技場に戻って優勝ねらいに行くなんて正気の沙汰じゃないなと思うけど
感想
太陽王国は市民まで派遣してたのはともかく、武装もさせてもらないあたりに当時の財政の限界を感じる
このときまだウィリアム政権のはずだから、こんな状態になってるのを知っていたら王位を継いだセオドアが強国を目指すのも無理はないなあと思ってしまう
レイザー達が捕まる場面だけを見ると勝てる感じしなさそうなのに、辺境の乱で最終的に勝ったのは太陽王国なんだよね
民兵目線で見るから隊長の裏切りが悪く見えているだけで、ふたりを見捨てたことで小隊ひとつは壊滅させたんだから太陽王国の上層部から見たら功績になっちゃうのが苦しいところ
闘技場へ参加を余儀なくされたところの件は3章のルーンとサンチと状況は似てる
でも同僚は楽になりたいがために嘘をついて自分を殺させたうえで嘘をばらすんだよね
そのうえで最期に残したのが生き残ってくれってちょっと背負わせすぎだよ~と思わないでもない
レイザーが疑わないくらいだからそれなりに信頼してたはずなのに
3話読んだあとでメイン3章の優勝まで見てるともうレイザーの心中を思って心がめちゃくちゃになるわ
孵化室に入って暴れるレイザーの「生き残ればいずれエースになる」、頼りにされてるというよりは強いことが枷になっててつらい
でも「生きることは死ぬことよりずっと悲惨だ。だが俺は……」って言ってるあたり死ぬことも選びきれないって状況でも脱走したのは紛れもなく生への渇望だよ、自覚したのがあの子との出会いだっただけで
あの子は戦災孤児だから王女の替え玉になってて、死ぬために生まれてきたような存在に救われてしまったのほんと好き
5話目、かつて将軍だったトカゲ人間に勝ったからいま将軍なんだと思うんだけど、王位だけじゃなくてそれが許されるなら将軍の職に就いたあとも人間が上司なのが気に入らない部下から寝首かかれそうですごい嫌だな……
デヴィアスが立ち会ったあたり見るとさすがに決闘のルールはあると思うけど
多くを犠牲にしてでも生きたいかってデヴィアスの問い、将来教派堕ちすることを思うと蛇神教の教えに限界を感じていた時期なのかもしれず こっちも気になるよね
このときは普通に兵士と神官なのになんで今こんなに仲悪いの? それもデヴィアスが教派に鞍替えしたのとなんか関係ある?
トカゲ人間て成長が早そう
ろくに治療されずに手は治らなかった でもその出会いを知ってて今教父として慕ってるってことはダイアナの本物は今どこにいるの……?
メインで不思議だったことにもわりと答えが出ていた
2章の謎アイキャッチは2人の出会いを思い出させたからで、4章でカメレオンって呼ばれてたのは言葉通り元太陽王国の兵士がこちらについたことを揶揄されてるだけだった
メイン7章で今出てるダイアナはあの子のほうだって明かされてたけど、じゃあまじで本物の王女は何処へ行ったんだろう
ダイアナのキャラスト楽しみ