去年の12月にシーズン1が終わって唯一名前くらいしか出てこなかったので、ずっと彼女のストーリーが来るのを待っていた
正直なところ、魂の書のinfoにあんなことが書いてあればセオドアとの出会いや最期のシーンを期待しちゃうよね!?
ところがどっこい、蓋を開けるとあらぬ方向から刺客がきたのであった
今回の話は学院に潜入していた期間とエリオが生まれてからシエルに預けるまでの期間の二本立て
去り際の「楽しかったなぁ……」とか、何年経っても忘れられない思い出として残ってるあたり、身分を偽っての潜入でも忘れられないくらい充実していたんだろうなと思わされる
潜入してなければエリオを預けられる伝手もなかっただろう
前半で気になるのはどうしてオースタがモリスの日記を見返したときにシェリーのことを思い出さなかったのか……なんですけど
明らかにオースタとシェリーが同期だったので「自分の前に女の弟子がいた」はまた別の人の可能性がある
本人はもういないのにモリスの周りどんだけ複雑なんだ!
それはさておき 去り際のオースタが意外とクリオのことを見ていたのが意外だった
先生がいなくなるまではモリスに心酔する普通の学生だったんだ
さて、後半が問題なんだよ
慕われてたゾラに「なんで私じゃないの」って聞かれるところ、まじで面食らった この状況だけ見たらヤンデレ百合でも始まるのかと思う
実際は精神的な支えを失うのが嫌で、どちらかといえば母親に構ってもらえない長女が下の子に嫉妬するようなものだと思うんですけど
シェリーもゾラの思いを分かっていて私は死んでも構わないと覚悟を見せるところが本当にかっこいい
母は強しってやつですね
ここを読むと後のエリオが自分は捨てられたと思っているのが歯がゆくて仕方がない
シェリーが本気だと分かって諦めがついてからの二人のやりとりが本当につらくて好き
ゾラが「シェリーお姉ちゃん」って呼ぶところとか、シェリーには子どもがいるけど私にはあなたしかいない、とか
これまで強気な言動が多かっただけに甘えた感じなのが本来の二人だったんだろうなあ つら
それで最後に別れるとき、シェリーがこのときだけはエリオを置いてゾラを抱きしめるのがまじで好き
このあと死ぬのが分かってて! 全てが終わったら迎えに行くとか! ゾラに「嘘ついたら死んでも許さないから」って言わせるのが! 本当に本当に罪深い!!
教派に残ったゾラがシェリーの死を知るすべがないので、この先息子だけが生きてると知れようものなら彼女の怒りの矛先は当然エリオに向かうわけですよ
これから身に覚えがないことでいくつも波乱が待ってるよ がんばれエリオ君……
結局シェリーが終盤で頻繁に言ってた「やるべきこと」は何なのか分からない そこがセオドアとのあれやこれやだとは思うんだけど
続きはノベライズで! ってことだとしたら早く日本でも出版してほしいなあ お願いします!