15章「光線」感想

ついに来ました15章更新、そしてエリオ追加(引けてない)

アトラスが舞台ということでなんか起こるだろうと思ってはいたけど、まさかこんな展開になるとは思わなかった
具体的にいうと亜人たちがこんな早く出てくるとは……
時間が経ってる描写もないので、王宮が墜落してからアトラスへ戻る間はそんなに経ってないのかな?
ナイジェルの前では変わらずキレっぱなしなナーヤの心の内を思うと苦しいものがありますね(ナーヤのキャラスト参照)。
15章も2話目にして人気をかっさらってきたイズミが満を持して登場。すでに闇月はイズミのこと気に入らないオーラ出してる。
もともと住んでた人を目の前にして王宮に住めるなんて~とか「闇月に怒られちゃったぁ~」とか、煽り性能はシャーロックといい勝負。
アトラスへ来た理由をきかれたアンジェが急に「烈日を起動してセオドアを討ちたいの!」とか言い出すからびっくりしたわ。ナイジェルも指摘してたけどセオドアと同じことしようとしてない? 言ってることとやってることめちゃくちゃだよ……
11章でこれまで抱いていた理想を砕かれた結果がこの発言だとしたら、アンジェが玉座についたとしても理想の追求を名目にして戦争起こしそうで普通に怖い。
というか、セオドアが戦争を起こすかもしれないって話はセオドアに直接聞いた話ではなく、ナイジェルがアンジェを説得するときに出た話であって、叔父が認めたのは誘拐のことだけだからそのへんが未だに釈然としないままだなあ
「犠牲の出ない戦争はない」っていうのもなんか アンジェの経験からも一般論としてもその通りなんだけど、この流れで言われるとてっとり早く勝つための手段を選んだようにしか思えないのよね
亜人側が出した3つの条件でこれ以上アンジェが増長しないようにはなったけどさ
判断する段階で王女は何も言わないし誰も止めるそぶりがないから本当に大丈夫か? って思っちゃう
なんで戦争になったのかも今はもうわからない……王権争いじゃないの……?
まあそれはそれとして、宝庫で叔父と遊んでたって話が今とのギャップで悲しい
個人的には精神的支柱がここ数章でナーヤからエリオに変わってきてるのも悲しい。環境が変われば人が変わって付き合いも変わっていくよね。

話は変わって9章ぶりのカブさん登場。今回イズミと並んで最も波乱を呼んだといっても過言ではない。
龍の瞳のことを気にしてるってことは龍神教の関係者なのか、それとも別の勢力なのか
初めて出てきたときから「世界から抹消されるべき存在」であると自称してるのも気になるよねー
しかも15-6見るとイズミとなんか関係ありそうだし さらに教派知ってて永久の民のことわかってる守り人って盛りすぎか
やっぱりカブは観察者で歴史の守り人か
龍が死んだのに永久の民が生き残ってたら困るからここで倒すのが使命だったりするのかな

地下書庫みると開けられなくてぶちぎれてたオースタ思い出して笑っちゃうからよくない
前の雇い主ってことは闇月はオースタのもとからは離れてるのかな 協力関係は9章の時点で終わってるかも
15-4の最後、エリオは地下書庫を開けて中に入ったんだよね?
最後まで言及がなかったから次章以降かあ 早くそのへんが見たいんだ私は

烈日をセオドア軍へ撃つつもりで準備してたのに核を本体に戻したのは魔物を倒すためだったってことかな
アンジェ側によこしてたスパイ、つまりあの人ってやっぱりハイドで、スパイであることを見越して留守番させてたとしたら成長したんじゃないかな いやーまだ危なっかしいな

次も楽しみです とりあえずティカノルヴァのキャラストとシャーロックのスキブが待ちきれない

※2018/10/16追記

不具合告知でしれっと出てたけど、みんな初見なんだからカットされてるなんて分かんないよねえ
もっと大々的に告知してほしいよ~

しかも追加されたところ結構大事だった
イズミについてきた魔物たちを倒しきれなくなったアンジェたちが烈日をそのまま利用して一掃しようと決めるくだり
この追加シーンがあることで直後のナイジェルの「邪魔するな」も意味が変わってくる。
(てっきりアトラス復興の)邪魔をするなだと思ってたのが、龍の瞳の近くに早く行きたいのに邪魔するなってことだったのね
このおかげで15-8でシャーロックがぼやいてた理由がはっきりしましたね

ただ、死ぬよりはましかもしれないけど機を狙わずに烈日を使うことをセオドア陣営に宣告したようなものだから、近いうちにその手を封じにくるかもしれず、アンジェがより窮地に立たされるかもしれないのは変わらないんだよね……