『Deemo -prelude- 2』感想

※原作ゲームのネタバレあり

1巻の感想はこちら

1巻に引き続きハンスがアリスをどう大事に思ってたのか、アリスや他の人から見た彼の人間性の補完って感じ
原作はDeemoとはつまりもういない大切な人で、帰ってきてアリスはまたピアノを弾き始めましたってだけで終わってたのを膨らませている ここまで膨らむんだ

原作でも優しいんだろうというのは十分わかるけど友人たちが出てきたことでより鮮やかになった
エピソード6のジーノの「いっっつも自己完結してるから拗れんだよ」と、ハンスの「今の気持ちを曲にできそう」に彼の不器用さが詰まってて好き
音でなら伝えられるんだよ
でもそこが素敵だとみんな思っているんだよ
ラブだね

友人二人もハンスのこと大事に思っていて、未来に向かって一緒にがんばってるからハンスにこの後がないってことをなおさら考えたくなくなる

アカリがハンスには言葉であれこれ言っても通じないと分かってて、でも思いを届けたくてピアノを弾き続けてたし彼にも届いてたってところがすごく好きだった

演奏シーンのコマ、やさしい音が聞こえてくる感じがしてほんとに美しくてこれだけで買ってよかったなと思える
水族館で弾くところが好き
新しい要素も入れつつ原作の再現がいっぱいあって良かった
最後のパーティのピアノ弾いてるところと帰ってからの「おやすみアリス」……
原作のスチルって全部二人の日常だと思ってたから、あれは特別で一番楽しかった日の思い出なんだなと思うとじーんと来た

アカリとジーノ映画で見たかった
ちらっと出るくらいはありそうだけどメインではないよね

続編も出るらしいから楽しみ